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CC-455

澱青釉紫紅斑杯
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 4cm× 口径 8.5cm
● 価格 : \ 200,000

鈞窯。
紫紅は青濁色と混じり合い、全体無限的色調となっている。酒盃に適寸法。
鈞窯の技術には北宋末期の汝窯や耀州窯系青磁からの影響が窺われる。その開窯時期については北宋代まで遡るか、金代に下がるか議論が別れている。

参照 : CC-430
● 別角度画像 → 内側底面拡大

CC-453 CC-454

青磁馬上杯

青磁貼花蝶文盒
● 時代 : 元時代(14世紀)
● サイズ : 高さ 9cm× 口径 9.2cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
馬上杯は脚が長い碗のことで、この高脚を把手に見立てて、俗に馬上で用いる杯と日本人が名付けたが、もとより騎馬上の杯ではない。この特徴豊かな器は元時代に作り始められた。重みのある質実な作行きになり、青緑の青磁釉が一層厳かな趣を深めている。釉の発色が良好。小品ではあるが、釉も造型も典型的な天龍寺青磁。

参照 : CC-010
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 4.5cm× 径 8cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
蓋上面には蝶を貼花する梅子釉の合子。総体に貫入が入る。香や薬を入れた。

参照 : CC-225CM-042
● 別角度画像 → 内側底面拡大 ● 別角度画像 → 蓋部底面拡大

CC-451 CC-452

青磁双鳥刻花牡丹文壺

青磁双鳳凰文盒
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 14.7cm× 横 10cm
● 価格 : \ 350,000

耀州窯。
胴面主要部は牡丹唐草文、上下は蓮弁文を刻花、頸部には菊花を貼花し鳥を双耳とする。耀州窯独特の片切彫り・櫛掻きがオリーブ色の釉が厚く溜まって陰影を加えている。耀州窯は北方青磁の花形であって、「巧みなる事は範金の如く、精なること琢玉に比す」というのは耀州窯青磁の製作技法の素晴しさに対する最高の表現。何気ない牡丹唐草文様も、技に徹した人間にして初めて可能な境地を示してくれ、それがなんとも心地よい。
● 時代 : 五代〜北宋時代
● サイズ : 高さ 6.5cm× 径 14.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
甲盛り状蓋部には双鳳凰・花文が浮彫刻花され、青緑色の釉は宋代青磁の理想色「秘色青磁」。
往時の記録に「越州の焼造は、供奉の物となし臣庶用いるを得ず。故に秘色という」(高斉漫録)と読める。また時の詩人は「千峰の翠色を奪い得て来る」と漢じたともいう。我国の中世文学の粋「源氏物語」や「宇津保物語」などに登場する「ひそく」という言葉は、渡来したこの「秘色青磁」を指す美称に他ならない。
日本の貴族階級も早くから青磁の美しさに着目していたことの証左である。

参照 : CC-414
● 別角度画像 → 側面裏面底面上部拡大 ● 別角度画像 → 蓋部底面拡大

CC-449 CC-450

澱青釉双耳壺

青磁刻花牡丹文稜形盤
● 時代 : 金時代
● サイズ : 高さ 9cm× 胴径 10cm× 奥行 9cm
● 価格 : \ 80,000

鈞窯。
この形の壺は宋〜金時代にかけて、大小さまざま広義の磁州窯系製品を焼いた窯で焼かれている。

参照 : CM-036
● 時代 : 元〜明初時代(14世紀)
● サイズ : 高さ 4.5cm× 径 24.2cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
口縁は鋭い十一弁の稜花形に造り、その形に合わせた穏やかな凹凸が側面内外に稜や匕面によって作り出されている。底面中央に花卉文を陰刻する。釉は貫入が無く、艶やかに溶けている。韓国新安沖沈船から同品が引揚げられているが、本品もインドネシア請来品。この時期の輸出青磁器の有様を示している。

参照 : CC-183
● 別角度画像 → 側面裏側底面上部拡大 ● 別角度画像 → 拡大側面底面

CC-447 CC-448

青磁刻花鳳凰文碗

青磁刻花牡丹文長頸盤口瓶
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 7.5cm× 口径 18cm
● 価格 : \ 130,000

耀州窯。
口縁下には雷文繋ぎ文、見込中央は花文、側壁には瑞雲・対の鳳凰文を、外側は縞文を刻花する。
北宋耀州窯で造られた彫り文様の美しい青磁一群は、かって生産窯が判らず江南青磁に対する意味で北方青磁と総称されていた。しかし昭和初頭に河南省臨汝県で青磁窯址が発見されると、その製品が耀州窯系の北方青磁であったため一時期耀州窯の製品が「汝窯」と呼ばれた。その後耀州窯が発見され、北方青磁の中心的な生産地であることが明らかになった。
耀州窯青磁独特の陰影に富んだ文様が魅力的で、重量感と鋭さを兼ねた緊張感のある表情を生み出している。
● 時代 : 五代時代
● サイズ : 高さ 24.5cm× 胴径 13cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
唐時代の金銀器より影響を受ける球形の胴には、幾分上端に向け窄まる長頸が付き、広がった口に裾広がりの高い高台が付く。花・蓮弁文様は直角的削り出しの刻花で装飾され、口縁部には雷文、高台裾部には四本の筋文を施している。全面施釉の高台内には長円形6ヶの目跡が見られる。越州窯が目指していた青磁の様式が一つの完成された理想的な姿に到達したものと感じられる越州窯盛期を示す優品。いわゆる「秘色青磁」であるが、深遠な神秘的な色という意味で、9世紀後半頃から呼ばれたし、呉越王の下では朝貢用にも使われた。この作品も呉越国の御用窯の役割を担った中心窯の作品。
越州窯は唐代天下第一の名磁とされ、多くの詩文にその秀絶さが讃えられているが、越州窯の最も盛んだったのは唐末から五代にかけてであり、特に呉越王銭氏代々の厚い保護を受けた五代時代に最も優れた青磁が作られたと知れる。
● 別角度画像 → 内側底面拡大 ● 別角度画像 → 裏・側面底面拡大上部

CC-445 CC-446

青磁双耳香炉

青磁十二稜盤
● 時代 : 南宋時代(12〜13世紀)
● サイズ : 高さ 7.5cm× 横幅 15cm× 奥行 12cm
● 価格 : \ 問い合わせ

官窯。
全面に厚くかかった粉青色の青磁釉に貫入が表れている。形は古銅器の糸譜を踏むもの。すっきり・凛然とした趣をもつ器体、露胎となった畳付は醤色。宋代の官窯器は、玉に似た質感で「類氷」と賛美された。南宋官窯青磁は、郊壇官窯の他に宮廷御用品を焼いた窯が複数存在したことはほぼ確実とされ、今後の研究が待たれる。 稲や黍などの穀物を盛る古代青銅器(き)の形状を写している。台北故宮博物院には哥窯作品が有る。※口縁外・高台内に釉剥け有。

参照本 : 故宮博物院6 宋元の陶磁
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 5.5cm× 径 14cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
口縁が花弁口形大小の綾で構成され、全体に網目状の氷裂文が入る。透明感がある青味の釉色が美しい。龍泉窯は北宋時代に活動を開始、製釉と焼成の点で未成熟な段階であったことが窺える。龍泉窯の活動開始時期は、越州窯の活動の衰退期に重なり、その頃の両者の生産品には共通する特徴が見られ、龍泉窯の草創期において越州窯は大きな影響を与えたと考えられている。

参照 : CC-207
● 別角度画像 → 側面裏面内側底面拡大 ● 別角度画像 → 裏側内側拡大底面

CC-443 CC-444

青磁羊形器

青磁鳳耳瓶
● 時代 : 三国時代(呉)3世紀
● サイズ : 高さ 15.5cm× 横 21cm× 奥行 10cm
● 価格 : \

これを水注とする考え方もあるが、頭部の穴のもつ意味は明らかでなく、用途は不明。いわゆる灰釉をかけた器物は早くは殷代に始まり、漢代でも各地で焼成されるが、後漢末期に主生産地の一つであった浙江省の紹興近辺で越磁の製作が始まった。青磁の変遷を知るうえで貴重資料。

参照 : CC-195
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 23cm× 胴径 19.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
鳳凰を象った耳が頸部の両側に付いている。この深い青緑色の釉は、中国では粉青と呼ばれ、我国では砧青磁の名で古来親しまれている。龍泉窯の窯址は浙江省西南部に有り、南宋時代に滑らかな釉が厚くかかった青磁を完成させ、以後明代にかけて青磁の中心的な生産窯として繁栄した。
中国のやきものは、唐宋時代から盛んに西方の国々へと送られているが、中国陶磁のうち世界的に最も広く、又最も多く輸出されているのは龍泉の青磁と景徳鎮の染付。そして我国は鎌倉時代龍泉の青磁を驚くべき数量中国から輸入したことは、我国各地の遺跡から発見されている何万何十万という青磁片・寺院などに伝世している数量によって窺い知れる。
龍泉は今日発見されているだけでも二百余の窯址があり、龍泉の青磁は古くから世界的に有名なので、光緒の末頃からすでに窯址の発掘が行われ、民国5〜6年頃には上海・杭州・寧波・温州などの古美術商が雲集し、大々的な発掘をしたといわれる。
宋時代の青磁の簡潔崇高な美しさは、世代を超えた極めて息の長い探求の末に完成されたものであり、一個人を超越したいわば「民族の美意識」を具現しているということができる。温雅な龍泉窯青磁はその最高の到達点といえよう。
参照 : CC-332
● 別角度画像 → 裏側前後拡大底面 ● 別角度画像 → 裏・側面拡大底面上面

CC-441 CC-442

青磁舎利厘

青磁水注
● 時代 : 晩唐〜五代時代
● サイズ : 高さ 25cm× 横 15cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
舎利は釈迦の遺骨「仏舎利」である。釈迦が没し、荼毘に付された遺骨すなわち舎利を八国の王に分かち、それぞれの国でストゥーパが造立されたと伝えられる。舎利厘は舎利を納めた箱であるが、一般に真骨ではなく金銀の珠や真珠・水晶珠などが舎利に見立てられ、信仰の対象にされた。基座・基身・頂蓋の3つの部分で構成されている。
随所に連珠文様のメダリオンや扉の左右に神王、柱の四隅に獅子、台座にも走駆する獅子が多種多様に貼り付けられ、四壁には連珠花文を細かく表わしている。作品自体高い品質を具えている。同形状大型三彩舎利厘(高さ47.2cm)が新密市法海寺塔地宮内から出土している(北宋998年銘)。

参照本 : 唐三彩展 洛陽の春
● 時代 : 五代〜北宋時代
● サイズ : 高さ 10.5cm×横17 cm× 奥行 11cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
胴面の前後には走龍を、肩部五角に面取りした注口、把手・鳥紐の蓋胴部には唐草文を線刻する。いわゆる「秘色青磁」の作品。
高台内・蓋内底は細長円状の目跡。

参照 : CC-302
● 別角度画像 → 左右分割拡大内部底面 ● 別角度画像 → 裏側側面底面拡大

CC-439 CC-440

青磁葫蘆瓶

青磁下蕪瓶
● 時代 : 南宋時代(13世紀)
● サイズ : 高さ 24cm× 胴径 13cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
器形・釉色ともに美しい素文の粉青色瓢箪瓶。瓢箪形の器形は中国古代からあり、豊穣を意味するところから代々好まれたスタイル。淡い粉青色の釉調の美しさは印象的である。瓢箪は中国では葫蘆と呼ばれ、葫蘆には日本で言うユウガオも含まれる。
磁器が発展する中で宋代になると質は絶え間なく向上し、種類も次第に豊富となった。こうして磁器は次第に漆器などの器物に取って代わり、中国人にとって主要な生活用品となった。磁器製の枕が民間で流行し、婦女の化粧に使われる香料入れや紅入れも磁器で作られたし、このような今のインテリアに使用される高級磁器も大量に生産され始めた。

参照 : CC-377CC-252
● 時代 : 南宋時代(1127〜1279)
● サイズ : 高さ 24.2cm× 胴径 15.7cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
茶人が下蕪と呼ぶ豊かな張りをもった胴。明るい粉青色に発色した肌合いも玉の如く美しい。堂々と落ち着きと品格の高さが感じられる。いわゆる砧青磁の理想的な釉調を見せている。龍泉窯系で最も優れた青磁を焼造した龍泉大窯の作品と考えられる。宋代の人々が求めた美玉にも似た釉肌といえる。
類品はアルカンシェール美術財団蔵国宝作品が有名。近時南昌郊外の窖蔵出土。

参照本 : 平凡社版 中国の陶磁C 青磁
● 別角度画像 → 拡大底面胴部 ● 別角度画像 → 上部底面拡大

CC-437 CC-438

灰青貫耳弦紋穿帯八方壺

青磁刻花蕉葉文鳳首瓶
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 18cm× 横 10.5cm× 奥行 10.3cm
● 価格 : \ 問い合わせ

官窯。
釉面には大きい濃い鉄色の貫入と、米黄色の小貫入が見られる二重貫入。器形は古朴で重厚、釉色は静謐で高い品格を備え、古銅器を写している。紫紅鉄足の特徴を示している。古代の青銅器のスタイルを磁器で真似ることは宋代の人々が始めたが、これは当時の尚古の風潮を反映している。また宋代には骨董収蔵の風潮が次第に広まり、発掘される遺物の数量も大幅に増加。こうして宋代の金石学に充分な研究材料が提供され、金石学の発展を大きく推進する役割も果たした。
宋磁は自ずから宋代の人々がとくに追求した上品な趣を備え、さらに芸術という角度から見ると元・明・清の磁器以上に後世多くの芸術家に鑑賞された。このような美しい二重貫入は目の高い宋代の文人達に広く愛された。五代名窯という呼称の期限は明代にあり、「紫・汝・官・哥・鈞・定」と六つの著名な窯場のうち正体不明の紫窯を除き、宋代の五代名窯と呼ぶようになった。

参照 : CC-390
● 時代 : 北宋時代(11世紀後半)
● サイズ : 高さ 31cm× 胴径 15.5cm× 奥行 14.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
木瓜型の胴面、肩部には二重蕉葉文が刻花される、弓なりの注口が付き、首は金属的な円柱形に作り鳳首が付く。鳳首の表現は鋭く見事で、蕉葉文も丁寧に彫られている。全体に唐風な気分を残しながらも、宋の力強い作風を湛えている。宋代の人々は現実の生活に対する楽しみを求め薄葬を主張、政府は厚葬の禁止を明文化した。薄葬は次第に時代の風潮となり、それによって宋代墓に副葬される器物は、漢代や唐代のものよりはるかに少なくなった。
鳳凰を器の意匠に組み込むことは唐時代の陶工が最も得意とした。鳳凰はいかにも貴族文化を象徴するに相応しい素材であった。貴族にかわって士大夫の時代を迎えた北宋時代には、唐代の豊麗さに代って鋭敏な気分が濃くなったといえよう。

参照 : CW-144
参照本 : 平凡社版 中国の陶磁D 白磁
● 別角度画像 → 裏・側面拡大上部底面 ● 別角度画像 → 裏・側面拡大底面胴部

CC-435 CC-436

澱青釉紫紅斑杯

青磁神亭壺
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 3.3cm× 口径 6.2cm
● 価格 : \ 200,000

鈞窯。
内外面全体に緑色から紫色に窯変した紫紅斑が朧状に装飾される。紫紅斑はまだ釉が乾かないうちに酸化銅を塗って得られたものであるといわれ、この装飾法は漢の時代から使われてきたが、宋・元の時代の鈞窯で好んで用いられている。

参照 : CC-318
● 時代 : 三国(呉)〜西晋時代
● サイズ : 高さ 35cm× 横 17cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
五管瓶がさらに装飾的になったもので、長江下流域の墓から発見される。楼閣に多くの鳥が止まり、壺・人物像などが付けられる。専ら墓に納めるために作られた器。辟邪の意味をもっていたのであろうことは、熊がいることからもうかがわれる。胴部には型抜きの貼花文様が施されている。神亭・魂亭と呼んでおり、騏頭と同じように死者の霊魂をここに呼び寄せるためと考えられる。AD3〜6世紀の江南の青磁を「古越磁」と呼び、日本人の好むやきもの。

参照 : CC-367
● 別角度画像 → 裏面底面内側拡大 ● 別角度画像 → 裏・側面拡大胴部底面

CC-433 CC-434

青磁碗

澱青釉紫紅斑杯
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 6.6cm× 口径 7.7cm
● 価格 : \ 問い合わせ

汝窯。
汝窯の特色である細かい無数の貫入で覆われた灰青色の釉が均等に施され、器底には小さな五つの目跡が円形にめぐっている。汝窯は宮廷御用としてつくられた初めての官窯。分析結果は汝窯の技術は中国北部の典型的なものであることを示しており、胎土に鉄化合物とカオリン土を用い、釉はアルミニウムの含有量が多く、珪土の含有量が低く、2%の酸化鉄を加え、還元焔焼成される。文様の施された器物もあるが極めて数が少なく、無紋の作品が一般的。清涼寺村民長年秘蔵品。

参照 : CC-376
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 4cm× 口径 6.7cm
● 価格 : \ 250,000

鈞窯。
内面から外面にかけて緑色にも窯変した紫紅斑が見事に装飾され、印象的な作品としている。こうした鈞窯の澱青釉・紫紅釉・月白釉といった陶磁は、河南省の禹県鈞窯を中心とする広義の磁州窯系の製品を焼いた窯で焼かれたもので、銅分の発色により青磁の色を目指した。

参照 : CC-354
● 別角度画像 → 拡大底面内側 ● 別角度画像 → 内側底面拡大

CC-431 CC-432

青磁貼花刻花蓋付瓶

青磁蓮池水禽文盃
● 時代 : 五代〜北宋時代(11世紀)
● サイズ : 高さ 30cm× 胴径 15.8cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
灰緑色の釉が半磁器質の胎を覆っているこの瓶は、いわゆる「秘色青磁」の作品。秘色青磁と言うのは越州窯の位置する浙江省で呉越王銭氏が貢品として焼かせた器。秘色青磁の早期の作品は、晩唐期に建立された陜西省扶風県法門寺の地下宮殿から十数点発見されている。越州窯タイプの「原始青磁」は古くは浙江省で殷時代から造られており、これは中国で初めて高火度で焼成された陶磁器といえる。越州窯では木目の細かい磁胎に淡緑色の青磁釉器を生産し続け、10世紀頃にはこの技法は最高段階に達し、北宋時代に入っても焼造は行われている。しかしまもなく青磁の主流は龍泉窯に移行する。
肩には小さい耳が二つ付き、牡丹花を刻花した円形の貼花と瑞雲を刻花する瓜稜形胴部に八稜形。蓋が伴なう気品を醸す造形瓶。磁器が発展する中で、宋代になると中国人にとって主要な生活用品となった。実用の枕・盒のほか、居間のインテリアに使用される高級品も大量に生産され始めた。厳しい薄作りの高台。器底には整然とした細長円形4ヶトチ跡が見られ、全てにわたって神経の行き届いた作品であり、宋磁の魅力を十分に知らしめてくれる佳品。
唐時代において越州窯は陸羽が「茶経」において「類玉」 「類氷」の讃詞で唱い、唐代諸窯の首座にすえられている。しかし唐代越州窯の釉色はよもぎ色で、青翠色となるのは五代時代以降。人間が心を入れて作った作品は時間や空間や民族や国を超えて通じ合う国際語だ。美しき美術品を通じて、過去の人との会話を交わすようなものだ。

参照 : CC-288
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 3.2cm× 口径 8.7cm
● 価格 : \

耀州窯。
耀州窯は宋時代の華北地方における代表的な青磁の生産窯として知られている。窯址は西安の北方、陜西省の銅川市に発見されている。
オリーブグリーンの青磁釉におおわれ、彫り文様や型押し文様できびきびとした装飾が施された独特の様式の青磁を焼造した。内面には片切彫りと呼ばれる手法で蓮池水禽文が表わされている。文様の輪郭に向かって斜めに刃を入れて彫る片切彫りは、深く彫られた部分に青磁釉が厚く溜まることにより、釉薬に濃淡の階調が生まれ、文様が浮かび上がって見える。酒盃寸法は稀少。
● 別角度画像 → 側面拡大蓋部底面 ● 別角度画像 → 底面拡大側面

CC-429 CC-430

澱青釉紫紅斑鶏心罐

澱青釉盃
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 5.3cm× 胴径 6.3cm
● 価格 : \ 問い合わせ

鈞窯。
澱青釉を僅かに残し、紫紅斑が美しく装飾される。夢幻の変化を見せる夕映えの晩霞のような景色は極めて美しい。全体の形が鶏の心臓に似ているところから「鶏心罐」の名前がある。匙を添えて水盂としての用であろう。
一部に見られる淡緑色の焼成の最終段階で酸化気味に傾いたことによる発色。小品で愛らしい。宋代の文人は清雅な趣を尊び、しっとりとした磁器を文房具とすることが流行した。

参照 : CC-359
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 3cm× 胴径 6.5cm
● 価格 : \ 180,000

鈞窯。
青味を帯びた澱青釉一色が総体に掛かる。
日本伝世品。
● 別角度画像 → 裏・側面上・底面拡大 ● 別角度画像 → 内・底面拡大

CC-427 CC-428

青磁刻花蓮花唐草文瓶

青磁貼花牡丹文有蓋壺
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 34cm× 胴径 18cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
裾にかけて大きく絞られた肩の張った胴に細長い頸が付く。大胆で力強い筆勢で蓮花から草文を全面に刻し、花・蔓には線刻を施している。高台内には長円形5ヶの目跡。佳品である。

参照 : CC-397
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 40cm× 胴径 40cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
共蓋の酒会壺。荷葉蓋と身には型抜きで作った牡丹の花と葉を配し、それらを粘土紐で繋いで唐草文で装飾する。頂部に蔓草状の鈕が付く。律動的で華やかなこの装飾は浮牡丹と呼ばれる。青緑色は深い緑色に発色し、いわゆる天龍寺青磁。元時代になると、文様による装飾を前面に出した新たな作風、大型作品が登場した。
器体は厚く重量がある。底裏はいわゆる碁笥底。酒会壺の中でも一段と大型作品であり、かつ精品。インドネシア某寺伝世品。
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CC-425 CC-426

青磁鼠繁缶

青磁把手盃
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 5.5cm× 幅 8.5cm×奥行 8cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
壺胴面は花文を刻花する。壺の中の餌は欲しいが、一旦入り込めば出られない事を知っているかのように躊躇する様子を適確に表現している。

参照 : CC-418
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 4cm× 幅 11.4cm×奥行 9.7cm
● 価格 : \ 問い合わせ

汝窯。
全面は細かな貫入と、間にはガラス状氷列文で覆われる。この形状は官窯に見られるもので、汝窯との関連性がうかがわれる。口縁内側には二重絃文が施される。高台には3点の小目跡。
胎土は滑らか、色は俗に(香灰胎)と呼ばれる香灰色 (白っぽい灰色)。胎土中に微量の銅分を含んでいるため、還元炎で淡紅色を発する。これが汝窯第一の特色だ。光を受ければ釉を透かして微かに紅色が浮かぶ。把手を伴った杯は唐時代に流行した西域伝来の酒杯の形の名残であろう。

参照 : CC-376CC-408
参照本 : 東京国立博物館 広田不孤斉コレクション 鑑賞陶器編
● 別角度画像 → 裏側側面底面拡大 ● 別角度画像 → 裏側側面底面上部拡大

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