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CC-088 CC-089

青磁蟾蜍水盂

紫紅釉百合口瓶
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 8,5cm×横 11cm
● 価格 : \

越州窯。
三本足の蟾蜍(ヒキガエル)と蓮の葉形の皿からなり、蛙の背に丸い注水口が有る。この造型は青白磁で知られるが越州窯で皿を供なう品は浙江省博物館蔵品が知られる他は稀少。極薄造りであって釉色も秘色の優品。蓮葉を線刻した荷葉皿は「官」銘の筆添として定窯の品が知られる。
日本では耳皿と言われ、9世紀の猿投窯出土の灰釉、京都市出土の緑釉皿が同形状で知られ越州窯の影響を受けている。越州窯青磁は唐代すでにエジプトにまで輸出され、カイロ郊外フスタット遺蹟では大量の青磁破片が発掘されている。
● 時代 : 金〜元時代
● サイズ : 高さ 26,5cm
● 価格 : \

鈞窯。
元時代の玉壷春形状に百合口が形成され、堂々とした形姿。全面にかかる紫紅釉は複雑な諧調とする色合い。百合口内面は明るい天藍釉で色の対比が美しい。

両側には花弁を表現するであろう2筋の線刻が施されている。底裏は「五」の印銘が中央に彫り付けられ、水盤・花盆などに彫られた品が知られ、宮廷用の上作といわれ市場価も高い品であるが、瓶では初見。
土は粘性の茶褐色。中国では色の呼名も多種つけられるが、本品は海堂紅とも言われる最高級色。

上海博物館蔵の有名な「澱青釉尊」は台脚の内壁に器物の大きさを示す「五」の字が刻まれている。
(数字は、「「一」から「十」 まで有る。)
鈞窯独特の「蚯蚓走泥紋」という蚯蚓が泥を曲行するような貫入も見られ、華やかな鈞窯の遺例。
宋を南方へ追いやった金は強力な軍事力をもって領土を広げ、蒙古に滅ぼされるまでの100年間、東北と華北にまたがる広大な土地を支配した。
香港著名収蔵家旧蔵品。
● 別角度画像 → 分離底面 ● 別角度画像 → 底面拡大

CC-086 CC-087

青磁火石紅石八仙高足杯

青釉杯托
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 10cm×口径 8,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
元〜明時代の龍泉窯青磁には貼花、時には印花や刻花の文様の部分だけに釉を掛けず、素地をあらわにして焼き上げるという手法があって、その手法を高脚杯に応用した一例。八角の器面に合わせて八仙人の像貼り付けている。日本では「ビスケット」、中国では「火石紅石」と呼んでいる手法。この手の高足杯は希少で市場価は高い。

※参照 CC-068CC-070CC-080
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 7cm × 口径 12cm
● 価格 : \ 120,000

北方青磁といわれる耀州窯製。
杯・托ともに輪花で造られる。この造型は特に青白磁で多く造られ、越州窯にも見られるが耀州窯は希少。本来は銀器を写している。
政治・文化の面でも、宋と密接に繋がっていた朝鮮・高麗の青磁にも影響を与え、この形状がもてはやされ、遺品も多い。
この杯托は托の溝の外径に碗の口径が合い、覆せておくよう工夫されている。

※参照 CC-029
● 別角度画像 → 側面・底面 ● 別角度画像 → 裏面底面

CC-084 CC-085

青磁鳥餌入

澱青釉紫紅班碗
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 12cm
● 価格 : \

龍泉窯。
葱花(擬宝珠)型に造られた鳥餌入。鳥を愛でる中国の伝統は古くから有り、男の道楽とりわけ権力者や金満家の趣味であった。龍泉窯では今と変わらない種々の形状餌入が残されている。
伏焼きによって口縁部は露胎で灰青色。鳥籠枠取付け用丸環が有る。
中国には餌入コレクターも多い。香港には何十軒もの小鳥がひしめいている「鳥マーケット」があり、年配の男達が鳥籠を片手にうろついたり物色したりしている。文化大革命時代、贅沢として中断させられた中国本土でも、今はあちこち公園で鳥の鳴き声競いをする老人達が見られる。

※参照 CC-049
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 7,5cm × 口径 12,5cm
● 価格 : \

鈞窯。
紫紅色が碗の内面1ヶ所景色として装飾効果を上げ、むらむらと濃淡の有る澱青釉が内外面に美しく施釉されている。
高台内には広く釉が掛けられている。土は粘状であって茶褐色、口縁外側に一本の筋文が作られアクセントとなっている。 薄造りで有って軽く、抹茶碗としても最適な寸法と形状。
● 別角度画像 → 内側底面 ● 別角度画像 → 内側底面

CC-082 CC-083

青磁j形瓶

澱青釉紫紅班鳥餌入
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 12cm
● 価格 : \

龍泉窯。
古代の祭器である玉jの形態を模した瓶。南宋代には、官窯で古代の青銅器や玉器を模した陶磁器が盛んに作られ、龍泉窯にその影響が及んでいた。
j形瓶はその典型的な例の一つで、明代まで作られた。日本ではこの文様を易の占いに用いる算木に見立てて、「算木手」と読んでいる。
小花瓶であるが、口縁は八角、陵もはっきりとメリハリが厳しく、魅力有る品としている。口縁1箇所小ホツ修理有。
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 3,5cm × 径 5,3cm
● 価格 : \

鈞窯。
鳥を飼い、愛でる伝統は古く戦国時代の銅器でも造型化されている。竹編等鳥籠が造られたのもおそらく漢時代には有ったものとうかがわれる。宋時代には士大夫達の趣味として鳥を飼う事が盛んであった。
鳥餌入も龍泉窯・磁州窯等で造られた遺品があり、小さな道具にも趣向を凝らした事が知れる。1ヶ所に紫紅を飛ばしてアクセントとしている。環穴は釉で塞がれている。安定しているので、匙を付けて水滴としての用が楽しめる。
今でも餌入にこだわる人がいるようで、1997年オークション宣徳銘・青花鳥餌入がNT 176,000(約2700万円)で落札されている。

※参照 CC-049
● 別角度画像 → 拡大底面 ● 別角度画像 → 裏側・上面底面

CC-080 CC-081

八角印花双魚碗

青磁不遊環花生
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 8cm × 口径 16,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
外側に大きく開く八角形鉢。外側は唐子遊技図八態様が露胎地(ビスケット)の丸枠内に表され、内面は蓮池水禽図の八態様が印模。見込みには2匹の魚が陽刻と手の込んだ造型と成す。ビスケット手の青磁は、無限に製作された龍泉窯製品においても極めて少なく貴重。

外内面ゆるぎない堅固な意匠構成は元らしい表現方法で元様式の充実感に漲っている。明代になると崩れ細部の表現も甘くなる。かつて見られない品であったが、広東省博物館に同手品が収蔵されている事が近年発表されている。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 27cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯製。
角形の耳。環がやや高い位置に付き胴の丸みが豊かで、堂々とした造型。頸に2条・胴に1条の弦文が細く削り出され上部に釉が溜まっているので厚みをもって見える。釉は少し暗い緑味がちである。
● 別角度画像 → 内側底面 ● 別角度画像 → 側面底面

CC-078 CC-079

青磁鯱耳花生

青磁鉄斑不遊環花生
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 17cm
● 価格 : \

龍泉窯。
釉色は淡い粉青色で極めて美しい。鳳凰耳をはじめ、ほとんどの瓶に共通して釉は層、色共に薄い。頸には2枚型で抜いた鯱耳が付く。鳳凰耳の付いた作が最も多く、鯱耳は少ない。

圏足内の削りが深く、畳付は茶褐色が失われ灰白色の胎土が現れている。とても軽く造られている。鯱耳の瓶は鳳凰耳の瓶に比べて製作時期がやや下り、制作期間も長かったと考えられている。青磁筒形瓶、鳳凰耳瓶とともに日本で大変人気のあった形式花入。韓国新安沖沈船からも採集されている。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 20cm
● 価格 : \

龍泉窯。
美しい艶のある梅子紬。頸の左右に角形耳と不遊環を付ける。古銅器を写した形であり大きく膨らんだ胴部に合い力強い造型としている。鉄斑は適宜な間隔を置いて付置し流れ、色の変化が有って美しい。畳付部分は塗土による赤褐色に発色。
飛青磁は日本はじめ東アジア一体で人気があり、輸出されている。本品もインドネシア出土。
角形耳の片面は溝を刻むが裏面は成されておらず表裏面のある事は珍しい。飛青磁は安宅コレクションの重要文化財「玉壷春瓶」バクアーコレクションの同手品が最良品として知られる
● 別角度画像 → 拡大底面 ● 別角度画像 → 裏面拡大底面

CC-076 CC-077

青磁蓮弁文盃

青磁渣斗
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 4,7cm × 口径 7,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
側面はかつて類品を見ない凸状形の三重蓮弁が陽刻される粉青釉の小碗。蓮弁には葉脈が印刻、陽刻されている。内側にすぼむ口縁丸くたっぷりと膨らんだ形状も愛らしい掌玩寸法。畳付部分は細く鋭く削られ灰色。酒器寸法で珍品。
● 時代 : 南宋〜元時代
● サイズ : 高さ 9,5cm × 口径 12cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
光沢のある釉調で青緑色。胴の丸みと口縁の先端は細く仕上げられ、圏足の作りも丁寧。畳付は露胎して赤褐色。漆器にも同形の品が知られる。渣斗は食事の際、肉・魚の骨を入れる器の名称では有るが、盛食器、花器としても利用されたという。
元人の記録に「宋人の大家族のテーブル上には必ず筋瓶と渣斗が置かれていた」と書かれる。大型品は釣窯作品に多く、これらは花盆として底に穴が穿たれたりしている。
● 別角度画像 → 内側 底面 ● 別角度画像 → 内側 底面

CC-074 CC-075

青磁水注

青磁貼花牡丹文梅瓶
● 時代 : 三国・呉時代
● サイズ : 高さ 8cm
● 価格 : \

越州窯。
円管状口で扇円形胴部の下部が収束し、底部は平たく窪みがある。胴部に蛙の頭、四肢と尾が貼り付けられ両手で盃を持つ。口は大きく穴が穿たれ水が盃に流れる構造。生き生きとした造型。勢いある線刻が魅力ある古代文房具としている。

参照:CC−060
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 28,5cm
● 価格 : \

龍泉窯。
新資料の造型。短い頸と丸い肩、下手はすぼまって裾で少し外反している。いわゆる青花にままみられる梅瓶の形。口部先端は玉縁状につくられているが、ひときわ厚く、堅牢なつくりとなっている。首根部から少し下がった所に刻線が廻り連弁文を、胴部は貼花で牡丹を大きく装飾する。裾部の鎬文も力強く、全てが大変丁寧に仕上げられており入念の作といえる。
釉調は深い緑で均一に厚くかかり、極めて美しい。肉厚の畳付きは露胎し赤褐色の火色と、白色の胎土が見られる。
宋時代とは相違する元時代の圧倒的迫力、力強さが堪能できる逸品。インドネシア某寺院の伝世品。
● 別角度画像 → 裏面 底面 ● 別角度画像 → 拡大 底面

CC-072 CC-073

青磁飛鳳文盒子

青磁貼花双魚文洗
● 時代 : 五代〜北宋時代
● サイズ : 高さ 6cm × 口径 14cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
越州窯は後漢時代、ほぼ2世紀頃から青磁の生産を始め、北宋に至るまで青磁生産の中心として君臨した。五代時代(10世紀)には当地の君主、呉越王・銭氏の保護を受けて瀟洒な作品を作りだしている。この盒子もほぼその時期の作品。

蓋表には中央に飛鳳。唐草文・周辺には放射状の刻線を表している。撥高台と呼ばれる外開きの高台もこの時期特有のもの。同一文様の盒子がMOA美術館に収蔵され、大谷光瑞の愛蔵品として知られる。
● 時代 : 南宋〜元時代
● サイズ : 高さ 4,5cm × 口径 18cm
● 価格 : \

龍泉窯。
この洗は漢代の青銅魚洗の様式を模倣したもの。
砧手の釉調が極めて美しい。双魚文を見込みに貼付けた洗は、さまざまな寸法のものが日本に将来されている。その中にはこの洗のように、鐔縁に把手をつけるための穴を最初から一双うがっているものが、とても数は少ないが有る。
墨付きを除いて全体に美しい粉青色の青磁釉が施されている。見込立上り部には鋭い線刻で唐草文がぐるり施され、あたかも波間に泳ぐ双魚の感が有り涼気感が有る。子孫繁栄を表す吉祥文様である雌雄の魚の造作も丁寧入念であり活々としている。明時代の書籍「格古要論」に「有一等含底有双魚、盆外有銅テツ環」と記載され本来、銅環をこの孔に取り付け、使用された事がわかる。上海博物館蔵品が知られる。
※ 1984年西武美術館開催
「上海博物館所蔵 中国歴代陶磁展」カタログ No.66
● 別角度画像 → 上面 底面 ● 別角度画像 → 底面 平置き

CC-070 CC-071

青磁双魚文盤

青磁刻花蓮弁文碗
● 時代 : 南宋〜元時代
● サイズ : 高さ 4cm × 口径 17,5cm
● 価格 : \

龍泉窯。
双魚は吉祥をあらわす図案であり古くは漢代に始まり、宋代にも再び流行して現在でも中国では盛んに装飾意匠に使っている。龍泉窯でも南宋から元時代には好んでこの図案を用い、あまり文様を加えない砧青磁にもこの作品のように型抜きの双魚を貼り付けている。側面には唐草文、外側には二重の線刻でくくった深い蓮弁文を削り出す薄手の上手品。釉調も美事。

この双魚文盤は砧青磁の型物と呼んでよいほどの基準作例であり口縁をくっきりと鐔縁に折った端正な成形は、格式の高さを示しており、品位が高い。龍泉窯は浙江省南部の山間部に位置する。
香港著名収蔵家旧蔵品。
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 7cm × 口径 16,7cm
● 価格 : \

龍泉窯。
釉色は淡い青緑色。碗の体側には、蓮弁の全形と先端部分が交互に廻っており、花弁の中央では稜が立つように削り出され、先の方の輪郭を浅い刻線で補っている。稜の部分は釉が薄く白胎が透いて見え効果的な作法である。
内底は平らで円形を成し、内壁に至っては急傾なところがなく、適宜の張りを保ちながら曲みが作られている。圏足は小さく低く、正円に近く丁寧に削り出され施釉後に墨付部分のみがぬぐい取られ、茶褐色の火色が出現している。日本伝来品。茶碗として用いられしっとりした潤い有る伝世味が嬉しい。

参照 CC−042
● 別角度画像 → 底面 平置き ● 別角度画像 → 内側 底部

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