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CC-108 CC-109

青磁袴腰香炉(米色青磁)

青磁稜口三足爐
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 12,8cm×口径 17,2cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
青や緑の青磁と同様の胎土が用いられているが、窯の中に酸素が十分にある酸化焔で焼成されたため、胎土や釉薬中の微量の鉄分が酸素と結びついて黄金色を呈している。この種の青磁は籾になぞらえて米色青磁と呼ばれている。大型品の存在感・迫力・淡い米色・造形の厳しさ等、魅力有る品としている。
我々日本人には「宋磁」という一種独特の内容をもった言葉があって、この語の中には、中国陶磁の中でも技術的と美的の双方から見て最高の位置を占めるものという響きが、言わず語らずの中に含まれている。
そんな事を思わせるまさに宋磁と言えよう。
日本伝世品。

参照 : CC-103
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 口径 12cm×高さ 9cm
● 価格 : \

龍泉窯。
全体を稜花形でもって形成された香炉。数多い袴腰香炉が我国には将来されているが、この形は珍しいし成作も難しいと思われる。釉色は淡い天晴色。

三脚先端は露胎し、赤褐色の火色を呈し、接地部は灰白色の胎土が現れている。
小穴が脚の後面にあけられている。
薄作りであって極めて軽量。
● 別角度画像 → 裏面 底面 内側 ● 別角度画像 → 内部 底面 拡大

CC-106 CC-107

青磁羊舎

青磁管耳瓶
● 時代 : 西晋時代
● サイズ : 高さ 16cm× 横 19cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
戦国〜漢時代に長江流域で盛んに焼成された灰釉磁器は、三国〜晋時代にかけてより精製され後に古越磁と称される青磁へと発展していく。越州窯では日用の器物の他に、墳墓に副葬するための明器や俑が作られ、それらは発掘され往古江南の生活の有様を数々語りかけてくれる。
屋根のつくり方は神亭の最上層の形式に似ており、瓦屋根が付いた立派な舎である。
豪族の生活が偲ばれ、またあちこちから犬・豚・鶏など家畜のざわめきが聞こえてくる状況があって楽しい。

参照 : CK-009CC-028
● 時代 南宋〜元初時代
● サイズ 高さ 22,7cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
球状に膨らんだ胴部に長首。口縁の両側に円筒形の耳を貼付けた漢銅器を模した瓶で、もともとは南宋官窯で作られた器形。存外稀少な器形であって、茶人には特に好まれた。やや緑がかった発色。

韓国新安沖で引き上げられた遺物の中に、管耳付の銅器で「投壷」の残欠が含まれている。
● 別角度画像 → 裏面 底面 拡大 ● 別角度画像 → 裏面 底面 拡大

CC-104 CC-105

青磁輿轎俑

青磁貼花龍文八方盤
● 時代 : 宋時代
● サイズ : 高さ 22cm
● 価格 : \

俑の製作は盛唐を過ぎると退潮は著しく、宋代以降の発見は少ない。比較的地域性が強く、かつ小規模のものが多いことなど生産が低調であったと窺える。多くは生活の場面や娯楽又宗教観などを表したものが多い。

輿形の明器で、箱形の輿を4人の男がかつぎ、男は花冠を被り、裸体で褌を巻いている。腰の屋根は笠形で頂上に擬宝珠がついている。宋代には花嫁が輿に乗ることが流行した。元来婚礼の日に新婦を向かえに行く際に使われていた花車にとって代わり、後世に影響を及ぼした。

ほぼ同形状の定窯黒白釉の品が公元977年銘墳墓から出土し、定州市博物館蔵として知られるが、こちらには中に1人の女性が入っているといわれる。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 径 21、5cm× 高さ 4cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
躍動する龍と2ヶ所の瑞雲が青緑色の砧色に貼花された八角形状の盤。金属器の形状を模したのであろう。万霊の長である龍は最高の瑞祥文様であって、「魚跳龍門」(魚が龍門を過ぎれば龍と化す)の故事から雲や波とともに表現されることが多い。
日本ではビスケットといわれる露胎貼花の装飾技法は龍泉窯で13世紀後半頃から盛んに用いられた無釉の文様に金彩の施されたものも知られる。かって稀少であった貼花も鉄斑も近年の新出土により遺例が増えた。
近時インドネシア出土。
参照 : CC-068

「鉄斑八方盤」が北京故宮蔵で知られるが、皿の遺例は少ない。八方形は元時代に始まっている。

参照 : CC-080CC-086
● 別角度画像 → 前後 底面 ● 別角度画像 → 裏面 平置き 拡大

CC-102 CC-103

青磁水注

青磁袴腰香炉
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 16,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

耀州窯。
下ふくらみの胴に三又にわかれる把手がつく。異色の形が異国趣味をそそる。定窯系白磁の品がまま見られるが耀州窯は初見。騎馬民族の影響が反映しているのかも。
把手は細く手許で屈曲するのは11世紀後半の特徴。把手と器体を接続する前方の二方にはスタンプで花をあらわしている。本来は銀器でつくら れた水注であったものを焼物で写している。

参照 : CW-031
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 高さ 8,5cm×径 10cm(胴径 11cm)
● 価格 : \

龍泉窯。
この手の器形の香炉を袴腰と称しているが、原形は殷周青銅器で、袋状の三脚を有する煮炊器「鬲」にある。我国へは鎌倉時代から仏具として入って来ていたが、桃山時代の茶人達の嗜好から茶道具化している。腰に浅く凸線を削り出し、腰から三脚へ稜線を盛り上げ、ガス抜きといわれる微孔が各付根内側に開ける上手品。

釉は光沢も失われていない青味がちの天晴色である砧色。脚先端は灰白色の胎土が現れ、周囲は薄褐色の火色が出る。口縁の鍔形状・腰部の稜線の取り方・三脚の張り具合等、全てにわたって緊張感ある造型は必然的に濃淡となる釉色となり、一段と品格ある優品としている。インドネシア某寺院伝来品であり伝世品という事も価値を増している。
日本に伝来していれば金銅菊唐草文透かしの火屋と象牙の替蓋とが添えられ桐箱に収まって大切にされてきた事であろう。
寸法はこの寸法を小として、中・大の3寸法があって、中と小とは日本からの注文であったと思われている。香炉の製作時期は比較的長く、新安沖引揚遺物にも含 まれている。大切に取り扱われてきたもので擦れ傷もほとんどない見事な香炉。

参照 : CC-007
● 別角度画像 → 側面 拡大 底面 ● 別角度画像 → 上部 底面

CC-100 CC-101

青磁印花蓮花唐子文碗

青磁龍涛文碗
● 時代 : 北宋時代後期
● サイズ : 高さ 4,7cm×径 13cm
● 価格 : \

耀州窯。
高台が小さく、体部が直線的に開き、口縁がわずかに外反する。内面には印花抜法で、三人の童子が草の茎につかまって遊ぶ姿が表されている。童子の周辺は、幾重にも重なる葉文で埋められている。

唐子文は耀州窯の印花文によく見られるモチーフの一つであって多彩なバリエーションが認められる。耀州窯は唐代に創業し、五代の発展期・北宋の全盛期、そして金・元の継続期を経て、元末明初に生産が停止するまでの八百年余りの長い間焼造し続けた中国陶磁史上において重要な位置を占めている。

片切彫りによる釉の濃淡が生まれ、文様を効果的に浮かび上がらせている。
● 時代 : 五代〜北宋時代
● サイズ : 高さ 5cm×口径 15,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
五代から北宋のころ、越窯のいわゆる秘色青磁技法は完璧な段階に達した。青磁の釉調は深みをおび、しかも細やかな味わいをもつ優れた作品となった 。
この碗は胴が丸く湾曲しており、内面見込みには龍涛文を彫りつけている。口縁一杯に刻された龍は、今にも海中から飛び出しそうな勢いであり、海面には波がわき立っている。構図はしっかりとして、洗練された線によって躍動感ある文様になっている。
高台内は小長円形の土目跡となり総釉の上手品。この手の越州 窯碗は3頭の龍が表された径27.7cmの大鉢。メトロポリタン美術館蔵品が名品として知られる。

「茶経」のなかで「刑州窯の白磁を銀に譬えれば、越窯の青磁は玉に似ている。また刑州窯の白碗を雪とすれば越窯の青磁は氷である」と書かれている。技に徹した人間にしてはじめて可能な境地を示してくれる。それが 何とも心地よい。
● 別角度画像 → 全体 底面 ● 別角度画像 → 底面 全体

CC-098 CC-099

青磁双魚高脚盤

青磁鉄斑紋瓶
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 7,5cm×径 13,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
型抜きの双魚を鍔縁状平皿に施し、竹節の高脚で支える。濃緑色の青磁釉上、発掘による風化。極小白濁点が見られる。
土は赤褐色。盃はまま見られるが平皿形状は稀少。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 21cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
肩が大きく膨らみ下へとすぼまり、極めて小さなおちょぼ口が付く梅瓶形の瓶で、全体に鉄斑の散らされた配置には装飾効果をねらった計算が働いており、絶妙のハーモニーを醸している。
大阪市立東洋陶磁美術館の玉壷春瓶(国宝)は、その声価が最も高い飛青磁であるが、小さな作品も好まれたようで、片口・盃など日本に伝世し大切にされてきた。普通より鉄斑の飛ばしが多いが、梅子釉に美しく映えている。 肩と腰下に二重の二本線が施されアクセントとしている。
昭和50年代においては日本には10数点余の飛青磁が伝来といわれてたもので、現在の多い飛青磁出現は隔世の感がある。青磁の国宝、重要文化財は多いが飛青磁は安宅コレクションの玉壷春が国宝。柑子口花生が重要文化財。他にブリヂストン美術館の長頸瓶が重要文化財と3点のみ。
インドネシア某寺旧蔵品。
● 別角度画像 → 全体 底面 ● 別角度画像 → 底面 上部拡大

CC-096 CC-097

青磁洗

青磁洗
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 2,7cm×口径 10,1cm×奥行 7cm
● 価格 : \ 問い合わせ

官窯。
青磁を主とした宋代の官窯器は、玉に似た質感で「類氷」と讃美された。宋時代には士大夫の為に、文房具が多く造られている。
湿潤な色沢をしめし、氷裂状の大小の貫入でおおわれている。口縁の釉が薄くなった部分は紫色、高台露胎部分は醤褐色で、いわゆる「紫口鉄足」の特徴を示している 。宋時代に模様としても多く使われた海棠形の筆洗。高台には針目跡が4ヶ有る 。(海棠形水盤が鈞窯で知られる)
近時上海近郊。墓群からの出土であって農民より入手。掌中の宝石が入手できる。この時代に感謝。
● 時代 : 南宋時代
● サイズ : 口径 10,5cm×高さ 4cm
● 価格 : \

哥窯磁器の窯跡はまだ分かっていない。したがって哥窯に属する磁器は「伝世哥窯器」と呼ばれている。元代の書籍に「哥哥洞窯」及び「哥哥窯」と記されているが、これが哥窯と同一の窯場であるのかは、今後の研究を待つ事になる。
全体には青灰色の釉が厚くかけられ艶やかな光沢をもち、碧玉のような質感があり飾り気がなくえもいわれぬ荘重な感じを与えている。釉面には大きな貫入が走り濃い灰色をしており、美しく貴重な伝世哥窯器。
足端は露胎して灰黒色をしており口縁部の釉が薄い部分は淡い灰色をして俗にいわれる「紫口鉄足」である。3ケの短足が支える凹面とした皿。5ケの針目跡もある。筆洗といわれる文房具で雅趣もあり机上の宝石。
中国において、文房具用品の占める評価は非常に高く市場価値も高い。上海博物館蔵「管耳瓶」が大きな貫入が入る事。釉色共に似ている 。
日本には哥窯作品はあまりなく、したがってその評価も定まらないが、欧米では非常に声価が高いものであり、釉面の大きな貫入は古玉の持つ迷走脈と見て 、大いに珍重したのである。数年がかりの懇願により香港著名収蔵家より入手。
● 別角度画像 → 底面 内側 拡大 ● 別角度画像 → 内側 底面

CC-094 CC-095

青磁魚文洗

青磁鸚鵡形杯
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 5,5cm×口径 16,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

龍泉窯。
口縁に9個の突起がある。内面には中央に亀、その周りに魚が3匹あらわされており、型で抜いた文様を貼り付ける貼花の技法による。釉色は明るい砧色で極めて美しい。台湾・鴻喜美術館に貼花が龍文の品が類品として知られるが、同一品は未見の珍品。
魚・亀の図柄がいかにも筆洗であって文人の文房具として風雅が有る。 高台内露胎で中央部に釉を乗せている。突起部2ヶ所極小ソゲ修理。
香港著名収蔵家旧蔵品。
南宋の時代は龍泉窯の全盛期にあたる。当時は中原は金が支配しており、青瓷市場では龍泉がその中心となっていた。さらに当時は海外との貿易も盛んだったことから、龍泉の青瓷は重要な輸出品の一つでもあった。市場での需要、そして販路の順調な拡大は南宋時における龍泉の繁栄の大きな原因の一つである。
● 時代 : 五代〜宋時代
● サイズ : 横 15cm×奥行 11,8cm×高さ 10cm
● 価格 : \ 問い合わせ

越州窯。
鸚鵡をかたどった奇抜な形の杯。嘴は鋭く足や爪は力強く表現され、精巧な造りを見せている。外側にも羽根が丁寧に彫られている。底後方に焼成時の空気穴が穿たれている。

鸚鵡・インコは南方の鳥であるが、唐時代は吉鳥として飼育愛玩されており、鸚鵡杯と称される器が有ったと文献にもあり、あるいはこのような作を指したものであろうか。詩文や鏡・銀器の文様としても多く鸚鵡は使われている。

顔つきには唐と宋、又動と静の写実をないまぜた表現がある。また現在同型白磁の品が知られるが、この形状は極めて珍品であって青磁では初見。

参照 : DK-297
● 別角度画像 → 平置き底面 ● 別角度画像 → 拡大底面

CC-092 CC-093

青磁流水鳥文碗

青磁燭台
● 時代 : 北宋時代
● サイズ : 高さ 3,7cm×口径 12,6cm
● 価格 : \ 問い合わせ

耀州窯。
流水の中に鴨が3羽片切彫。上方・周囲は花文が帯状に廻る。輪花状の浅鉢。

定窯には蓮池水禽図はまま見られるが耀州窯には稀少。
鳥の表情も生きており、工人の技量が冴える。小服・茶範用として愛らしい寸法。

● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 17cm×横 13cm
● 価格 : \

龍泉窯。
池の中に立つ2層の塔形という類品を見ない造型。上から下へと大きく貫通しており頂きに金具で灯具を付けるものと思われる。下の池部には魚・亀が2匹づつ、中・上段の側面には馬・猟犬・鹿・鶏・蛇・兎等13匹の動物が貼花されている。(12匹であって、犬がいたり猿がいなかったりするので12支ではない。)
釉色は天晴釉で美しい。
● 別角度画像 → 平置き底面 ● 別角度画像 → 拡大底面

CC-090 CC-091

紫紅杯

青磁刻花貼花波魚文盤
● 時代 : 金時代
● サイズ : 高さ 5cm×口径 9,3cm
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鈞窯。
八角形の珍しい形。紫紅色は天青色の釉面に雲のように浮かぶ斑文として使用し、装飾効果をあげているのが普通であって。表面側にのみ施釉した品は稀少。内面は澱青釉「蚯蚓走泥紋」が走り、全体風化している。
高台内は澱青釉がかかり高台は淡褐色で釉がかかる。

鈞窯の杯はその内外面に美しい紅斑の表れたものは特に珍重され、世界的に市場価も驚くほど高い。
鈞窯の窯は、河南省禹県一帯で百基ばかり発見されており、華北が女真族に支配された後も焼きつづけられた。
● 時代 : 元時代初頭
● サイズ : 高さ 7,3cm×口径 30,6cm
● 価格 : \

龍泉窯。 失透釉濃青緑色。
内底の内区内側に4匹の魚文を貼り付け。外区側面には波文と蓮を蕾と開花状態で交互に8ヶ所太い刻線で描かれている。鍔縁は広く、内面の絵画性を高めている。外側面は蓮弁文を見事に均等に削り出しており、釉色が美しい。
四魚貼花盤は逸翁美術館蔵の平水指仕立ての品が有名であるが、本品の図柄構成はかって見られない新出資料と思われる。大皿の持つ圧倒的な迫力は見事という他ない。韓国新案沖沈没船遺物では双魚文盤が引き上げられている。
貼花の装飾技法は14世紀初め頃から盛んに用いられた。
(近時南京郊外墓出土)
● 別角度画像 → 内側底面 ● 別角度画像 → 底面平置き

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