GK-1190 玉虎鎮子

時代: 前漢時代(BC206~AO8) 、サイズ: 高さ 4cm×径 6.2cm

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潤いに満ちた青玉が泌化により局部褐色化し、古味ある状況としている。
円形台座上に虎がとぐろを巻く形の鎮子。掴み易い重量ある形状に造られているのは、まま見られる銅製品と同様。玉は極めて珍しい。

今日のように椅子に腰掛け、脚を床に垂らす座り方は南北朝時代(AO420~589)以後、次第に流行するようになったが、以前は坐臥の道具は主に蓆(むしろ)や牀(細長く低い寝台)であった。蓆は座ることも寝ることもでき、形状は現在のござに似ている。

漢代の画像碑には宴会図が多く見られるが、全員膝をつけ席に坐っている。このような席の押さえ具が鎮子。
ほとんどは銅製品であり、玉製品は珍品。古来この形態のものは袖鎮・袖押さえ・墓鎮と呼ばれ、金石愛好家のまず入手したい品。通常は4ケがセットであり、死者の両手・両足のところに置いて墓を守る魔除けとして副葬されている。
漢時代の宮廷・貴族の邸宅では各種の動物を飼育しており、虎・豹も飼っていたと文献に記録されている。

このような手玩できる愛らしい小品は、蒐集家に納まるとなかなか市場に出て来ず入手は難しい。本品は香港著名玉蒐集家から当方が譲渡され長年愛玩し、お客様にお譲りし近時再度私に。又当分この先売れずで嬉しい品として愛玩する事になろうか。古物有霊を感じさせる優品。

数十年の手玩により潤いは一層増し、青玉と泌化した褐色との対比が美しい。
2000年余前の古物が眼前の机上に存在し、常に手玩でき癒やされる楽しさは、古美術を愛する人だけの特典と言える。

参照:DK-80DK-180DK-794DK-392















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