厚い鍍金が施され、両耳下には走獣文、受口前後には飛鳳凰文が線刻されており、高貴の用に供されたもの。
漢時代には「杯」と呼び、後世 「羽觴」と称した耳盃は、春秋・戦国時代に始まり、六朝時代まで使用された代表的な飲食器。漆器・玉器・陶器でも造られ、実用は主に漆器で、酒盃やおかずを盛る小皿として用いられた。王義之が催した流觴曲水の宴では、川に木製酒盃を流し、それが自分の前に流れ着くまでに詩を詠んだという(耳が水面をしっかり支え、沈まない)。
参照 : DK-196 、CK-076 、 GK-414 、 WS-027 |