GK-238 玉博山炉
時代: 漢時代 、サイズ: 高さ 19cm
価格: \
炉身・炉蓋・承盤の三つの部分から成る。盤の中央には右手に炉身を掲げ、左手を獣の頭にのせて獣に跨る力士がいる。獣は跪き、口をあけて噛みつかんばかりの様子。身と蓋はぴったりとかみ合い、炉身は一つの丸い台座と力士の右手によって支えられている。炉身は縄文の円環を伴なう門鈕で、四葉文と粒文を配した蓋と身は二段に分かれた文様構成で、上段はち龍、下段は鬼面を陽刻し幾分圧縮された円球形で作られている。
力士の右手と炉身は鍍金金具によって接続。承盤は鍔状縁、全面に4匹のち龍を厚浮彫りしている。本体と承盤とは当初より接着されておらず、分離できる造り。作行きは極めて精密であり、均整の取れた鋭利な造型の見事さは漢玉彫芸術の粋といえ、陶磁にはない魅力を持つといえる。風化による白泌化点斑文が大小散在するが、良質な青玉製。
ほぼ同意匠の青銅製品が河北省博物蔵で知られており、これは炉身に透かし彫りが施され香炉としての用を成している。又、DK-097 にも類似品が有り参考となるが、玉製品は稀品であり、類品を見ない。当時これ程の品を製作させたのは余程の豪族であろう。炉身蓋の円環を伴なう鈕は、参照 GK-062GK-169 と同様。玉の塊から全てを削り出した驚きの細工。炉身に透かしが無い事から、GK-062 、GK-169 同様香入れ容器装飾具であろう。
近時「武威」 郊外墓出土であり、良品玉多数出土。

参照本 : よみがえる漢王朝







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