DK-792 青銅塔頂豆式盒
響銅(轆轤挽きの青銅器)製。 こうした形状の合子は一般的に塔椀形合子と呼ばれている。本来は増が柄香炉とともに手に携えて香を仏前に供する香合として用いられたり、堂内に常置されるなど使用された。全体を薄く覆う銹味が好ましい。 正倉院宝庫には類品十合が伝来しており、最大高さ28cmの金銅製のもののほか、赤銅・黄胴・佐波理製がある。 参照:DK-723、DK-368、DK-108 参照本:保利蔵金 、第63回正倉院展 、中国の響銅ー轆轤挽きの青銅器