柄頭として虎の全身像が付けられている動物を飾る刀子は初期遊牧民文化の早い時期にユーラシア草原地帯の様々な地域に見られるもの。兵士でも猟師でも皆短剣を身に付けた。それは身を守るにも飲食時の道具としても使うことが出来た。後漢時代になると北方遊牧民族の特色を示す青銅器は急速に減少する。完全な鉄器時代に入って利器類が全て鉄で作られたこともあり、特徴的な青銅器としては帯金具(参照:DK-261、DK-127、DK-023)とフクが目立つだけとなる。
参照 : DK-376 、 DK-188
参照本 : 大草原の騎馬民族 - 中国北方の青銅器 |