CC-422 青磁豚舎
時代: 西晋時代(AD265〜317)  、サイズ:高さ 15cm× 幅 22cm×奥行 20cm
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越州窯。
瓦屋根が付いた円形豚舎内に、親豚と子豚が5匹仲良く飼を与えられるのを待っている。今でも見られる中国風景の一部を明器に写しており、明器の対象が人物や動物・建造物・什器に留まらす、このように景色まで明器にしようという当時の被葬者の意識が読み取れる。豚を飼うことに肥料を集める目的もあったことを証明している。

越窯の陶工はこうした動物類を活き活きと意匠の上に捉えるのに特に妙を得ており、飄逸味の溢れたところが、越窯の重要な魅力といえる。中国における豚の家畜化は4800年前にすでに始まっており、家畜化が進むにつれ、財産としての価値が高まった。今日発掘されるこのような作品によって、当時の人々の生活が具体性をもって知れる。

参照 : CC-293CK-009









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