CC-111 青磁鉄斑鳥杯
時代: 西晋時代 、サイズ:口径 9.5cm×高さ 4.5cm
価格: \
越州窯。
羽を広げた鳩が片面に、もう片面には尻尾を貼り付けた美と実用性の結合した酒杯。越州窯では明器として豚舎・鶏舎を始めとして、羊・虎・等動物を造っている。
後漢末期に浙江省の紹興近辺で始まった越磁は、五代・北宋時代にわたって龍泉窯に変わられるまで活動した。龍泉窯では元時代になって始められた鉄斑飛ばしも、越州窯では西晋時代すでに成されていた技法であって、本作品にも絶妙な飛ばしをし、アクセントとしている。
酒杯収集家垂涎の品であるが、水盂としても楽しめよう。越州窯収集で著名な浙江省博物館蔵品は鉄斑が飛ばされていない。

参照 : CC-008CK-009







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