CS-207 三彩多足硯
時代: 唐時代 、サイズ: 高さ 2.8cm×底面径 7.8cm
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考古資料では東晋末までの陶磁硯は三足硯だけなのが、南北朝以後になると六足硯・八足硯・十足硯と、更には足をびっしりとくっつけて並べているものなどが出てくる。またそれと共に、硯面を口縁部とほぼ同じ高さに作り、口唇と硯面の間を溝状に凹部にして一周させるようになる。藍・褐・白色の三彩。コバルトは輸入材として貴重だったせいか、藍の入った三彩は一般に少ない。

唐・太宗の娘 長楽公主の墓から出土した白磁多足硯は墨の跡が残っており、 唐の太宗が非常に書道を重視したので彼の子供たちのほとんどが字を書くことを得意とした。

参照:CS-030








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