CS-055 三彩刻花唐子文皿
時代: 金時代 、サイズ: 径 16,3cm×高さ 2,5cm
価格: \
鉛釉陶器としての唐三彩の伝統は途絶えることは無く、中・晩唐期の三彩として受け継がれ、11世紀になると遼三彩が作られた。そして三彩の技法は金時代に華北の磁州窯に継承される。いわゆる「宋三彩」がそれ。素地に白化粧を施した上に緑釉や褐釉を掛ける所は唐三彩と同じであるが、硬く焼締まり、実用の器として十分に使える焼物である。唐子が魚篭を持ち、魚を欲しがる鳥が舞う図柄を内面一杯に刻花で表わし、白・緑・褐釉の三色で魅力的な盤としている。手慣れ生き生きとした描線は生活感溢れる楽しい民画の世界を堪能させる。魚・兎をはじめ、動植物図柄が殆どであって新資料図柄。同種の三彩皿で元初の年号を墨書きで記した例が知られており、磁州窯系の窯で焼かれている。男児に恵まれることが今以上に非常に幸福とされた当時、その願いも込められているように思われる。

参照:CS-037







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