CW-197 白磁蓮池水禽文片口
時代: 北宋時代 、サイズ:高さ 4.6cm× 横 18cm×奥行 14.5cm
価格: \
定窯。
内面には番の鴛鴦を、蓮池の中に描く。流麗な生動感ある練達の彫法である。常に2羽でいる鴛鴦は、夫婦和合を寓意することを象徴している。基の形状の「い」は古代中国青銅器の一器型で、酒・水を注ぐのに使用したが、この品は文房具筆洗としての用。定窯の見所「涙痕」が美しく方々に見られる。
平鉢、平皿の一方に注口を付けたいわゆる片口は、唐代に先例があり、本品のような嘴状の片口は早く北宋時代の銀器で作られている。現代に青磁・青花・瑠璃釉・釉裏紅などでも作例が有るが、宋代に遡る作品は初見。

宋の士大夫は趣味として書や画を興味のわくがままにものにしたが、これに用いる文房具も趣味に合するものを選んだ。ここから雅趣のある文房具が唐末五代から製作されるようになった。文房具が士大夫の生活と切り離せないものとなると文房具に関する著述が宋代から多く作られるようになった。蘇易簡の「文房四譜」米ふつの「硯史」暃説之の「墨経」など士大夫の趣味生活の発展の結果あらわれたもの。

参照 : BW-034DK-186
参照本 : 世界陶磁全集L 遼・金・元 ( Page1Page2








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