剣を握る狩人を襲う虎を意匠。龍首とし、全体を華麗に金銀象嵌で装飾する。こうした動物闘争文はスキタイをはじめとする北方遊牧文化特有のもの。春秋時代後半から漢代にかけては、青銅器に金や銀の象嵌を施すことが流行した。裏面留め具表面の四つ葉文も銀象眼で装飾する。匈奴はたえず移動する遊牧民であり、身につける装飾品には特別意匠を凝らした。 参照 : DK-420 、 DK-156