元〜明の染付 Page9 | Page8 | Page7 | Page6 | Page5 | Page4 | Page3 | Page2 | Page1
CB-059 CB-060

青花菱花口麒麟文盤

青花花卉文八角瓶
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 2cm×径 18cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
岩上に麒麟を大きく僅かに外折りする菱花状平縁には唐草文を描く。麒麟は霊獣で、恵み深い仁獣とされ、聖王の世に出現する瑞獣とされ前漢武帝が麒麟閣を建てたのをはじめ、漢〜晋の間に75回も出現したとあり、改元がその度に行われた事が知られる。元青花のモチーフとしてもしばしば使われている。霊獣は有翼であって、無角のものは辟邪、一角のものが麒麟、双角のものは天禄と呼ばれている。中国では龍・鳳・亀・鹿麟(麒麟)を四大霊獣と呼んだ。亀を除いて全て実在しない動物であるところが面白い。インドネシア某寺伝来品。

参照 : CB-046
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 17,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
円形の高台上に八角形で構成された広口長頸瓶。この種のラッキョウ形瓶は玉壷春と呼ばれ元時代に流行した器形。八角に面取りが施され各面毎を一つの画面として種々の草花文が描かれており鋭さが感じられる強い筆法。「空間恐怖」とも呼ばれる緻密に文様を充填する元様式独特のもの。
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CB-057 CB-058

釉裏紅菊文壷

青花花卉文壷
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 6,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

菊唐草文が釉裏紅で描かれ、口縁が八角形の壷。フィリピン出土品。

参照 : CB-003CB-038
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 7cm
● 価格 : \ 250,000

阿古陀形(阿古陀瓜の略)の珍しい器形の3ヶ所胴面に花卉文を意匠する。古くから日本伝世品であって形状・生掛け風の釉等から前持主は初期伊万里と判断。確かに縹渺とした風情が感じられ、伊万里・李朝とも一見できるが、土から明確に元時代の品と鑑れる。元染付けの醸す力強さとは対極の柔らかさが琴線を打つ。日本人好みの品。元時代は13世紀初期、伊万里時代は16世紀。李朝染付けは18世紀と時代の隔たりはある。1ヶ所辰砂が飛んでいるのも味わい深い。元青花に使用された青料(コバルト)には外国から輸入されたものと国産のものの2種があって、淡い発色の本品は恐らく国産青料を使用している。元青花の力強い気迫の代わりに嫋々とした滋潤さにあふれた魅力がある。

参照 : CB-038
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CB-055 CB-056

青花梅瓶

青花人物文壷
● 時代 : 明 嘉靖時代
● サイズ : 高さ 17cm
● 価格 : \

牡丹唐草で肩部・胴部を、胴部の4ヵ所には蓮花を持つ童子が描かれる。蓮は荷ともいい、荷は和と音通であることから、蓮を持つ童子の図は荷花の荷を転じた和と童子の子をとって「子孫和合」あるいは引き続き子どもに恵まれる事を意味する。「連生貴子」を寓意する。多子、すなわち多くの男子に恵まれることは、かつての中国においては非常な幸福とされ、百人の童子が戯れ遊ぶ「百子図」は多子の願いの最も直接的な表現であって、陶磁、染織、書画等、明時代さかんに表現されている。底銘は二重円内に染付で「富貴長命」。嘉靖時代から書かれ始めた銘。愛玩に足る小寸法が嬉しい。

参照 : CB-012
● 時代 : 明 嘉靖時代
● サイズ : 高さ 21cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
明初に絵巻風に展開する図柄はすでに元青花の壷に妙味ある事例から始まり、民窯の器に主として受け継がれた。文士遊山逍遥を表し、動きのある画面の中に詩意が横溢している。画面の背景に大きく流れる雲形から雲形を描く事によって神仙の世界、神聖な境地を示しており、やがて類型化して、雲と楼閣だけの雲堂手・雲尾台となる。嘉靖官窯の特徴である回青の鮮やかな発色とは異なった淡い色調は、明初の作品を模している。
底銘は二重円内染付けで、「永保長春」。嘉靖・万暦の長い間、繁栄を続けた景徳鎮窯は、次に天啓にいたって急速に衰亡に陥った。
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CB-053 CB-054

青花麒麟文獣耳壷

青花菱香合
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 9,5cm
● 価格 : \

全体を八面取りとし獅子面が両側に付けられている。胴には草花端雲の中を駆ける麒麟を両面に、模様で空間を埋め尽くす元様式。青花の発色が、部分部分酸化炎により褐色にあがっている。形状としては初出資料。獅子面の口両側には子穴を開け焼割れを防ぐ細かさもみられ制作の大変な八角形状をよく仕上げている精作。近時南京郊外墓出土。獣耳壷は高さ40cm余の大壷が知られるが丸壷であって八角形ではない(安宅コレクション。沖縄本島の中世墓より出土している)
● 時代 : 明末時代
● サイズ : 高さ 4,5cm×横 8,5cm
● 価格 : \ 130,000

景徳鎮窯の古染付合子。茶人間で高価な古染付の香合は世に型物七種香合といわれる 蜜柑・瑠璃省・瓜・瓢箪(以上祥瑞)牛・屏風箱(以上古染付)周茂叔(呉須)の七種が有名であるが他に多種造型の古染付合子が日本には伝わる。荒磯という、波間に飛び上がる鯉を描く、「魚跳龍門」の話を具体的に示す。鯉が龍に変ずる吉祥を表している。天啓期に日本からの注文で作られたもの。
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CB-051 CB-052

青花碗

釉裏紅魚藻文双耳瓶
● 時代 : 明 嘉靖時代
● サイズ : 高さ 6,5cm×径 14cm
● 価格 : \

やや淡い青花の色調、線描でもって胴面3ヶ所。見込の鏡面に、月・果実がなる木の下には蛙が描かれており、珍しい図柄といえる。官窯の固い図柄と違い身近な生活状況、瓢げた蛙の風貌はユーモラスで、ほのぼのとしたものを感じさせる。薄造りであって端反りのたっぷりした膨らみのある茶碗。景徳鎮から移住した陶工が福建省や広東省に移住し、庶民の需要にこたえ造られた。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 18,5cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。この品からすぐ思い付くのは「デイヴィド瓶」として世界的に知られる至正11年銘の青花雲龍文双耳瓶であろう。
古銅器を祖形とする瓶の形式で象首をかたどった耳を持ち、高い足がつく。銅部の前後には、相違する形状の魚を表している。全体の発色は鮮紅色であり完全に色が定着せず、飛んだり濃淡があったりしてこの時代美しい完全な紅色の発色を得るのは難しい事が理解できる。全体の作調から、明時代初期洪武年間の特徴的なもの。近時、景徳鎮郊外墓より出土。銅という不安定なものを使用するので、ある時代は黒く、ある時は緑っぽくなり良い釉裏紅色に上がっているものは貴重視されている。又、釉裏紅は染付と相違し、14世紀末の元時代から明時代と変化して行く半世紀のことが編年研究において今尚難しい。
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CB-049 CB-050

青花龍文梅瓶

青花龍文執壷
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 33cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
少し青味を帯びた白地の素地にコバルトで中央部に大きく龍を、肩部には唐草文、下方部は七宝繋ぎ文、ラマ式蓮弁文と描いている。コバルトの発色は力強いが、やや滲んだ調子であり、火焔珠を追う龍は強烈で鮮やか。3爪である。梅瓶は宋代から盛んに作られ、清朝まで続いたが、この時代の梅瓶で共蓋が添えられて残っている事は極めて少なく、蓋内の「突起状べろ」も完全で残っているのも珍しく資料としても貴重。
獅子の紐は無釉で宋時代「青白磁獅子紐蓋水注」の獅子と同型状。青磁酒会壷で獅子紐を無釉として赤く焦がした品はまま見られるがそれらの獅子はうずくまる形態であって、立姿ではないのがほとんど。
ダミと呼ぶ藍の極度に黒っぽいところや鉄色の斑点の出るのが元染付の特徴。肩部から高台に向けてしぼる梅瓶の器形は、元時代独特のものであって、力強くかつ精緻な筆遣いが力感あふれる形と良く適応している。青花技法草創期の活力を具現した、いかにも元時代らしい雰囲気をもった元時代青花の代表作といえよう。
近時景徳鎮郊外窟蔵出土品。このような品が800年余の時空を超えて入手できる事を素直に喜びたい。
元時代の染付編年の研究においてはデヴィッド・コレクション至正銘瓶に描かれた、竜・牡丹唐草・菊唐草・蛇形波頭・霊芝形瑞雲・八宝文の類似文様が基準作例となって、元時代染付なるものの研究が進んだことは良く知られる。対で出土、1点SOLD。

参照 : CB-018CB-014CB-012
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 12cm×横 12cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
ダミの濃淡が美しく、胴面一杯に火焔珠を追う龍を描く。珍しく把手にも龍を立体的に貼付けている。
水注口、蓋面と空間を埋め尽くすばかり力強く、かつ精緻にコバルトで瑞雲を描き込め、少し青味を帯びた白磁上に強い藍の発色がこよなく美しく元染付の魅力を発散する。嬉しい事に蓋も伴ない資料的価値も高く、また遺品も少ないもの。

近年の出土品であり同品が先年のオークションにて高価額で落札されており、恐らく対で出土の片われと思われる。 内蒙古カラ・ホト(西夏の都城、黒水城)近郊墓より出土。

世界各地での考古遺跡発掘により、今まで知られていなかった元染付の出土が続き、元時代の編年研究が一段と進むこととなる。


参照 : CB-025
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CB-047 CB-048

瑠璃釉餅花手魚藻文壷

青花人物文香炉
● 時代 : 明 正徳時代
● サイズ : 高さ 22cm
● 価格 : \

深みのある瑠璃釉に白泥を盛り上げ、文様を表わす施文法は元時代にすでに例がある。肩蓋部には三星が象徴され(あるいは藻)下部には岩上の海草が漂い、この餌を食わんとして魚が躍っている。何にしても紺碧の滄海に魚が餌を求めんとする情景を象徴しているのであろう。無地瑠璃釉の上に白土を盛上げて絵を描き、それを箆で掻き取って細部の文様の仕上げをしている。魚は白土が焼け過ぎると酸化鉄即銹色を帯びる。この技法によって、明末〜清初期には又多く造られる事となるが、明初期には作品が少ない。高台内染付二重円中に「大明年製」銘。このような技法を「餅花手」 「白花」 と呼んでいる。

参照本 : 常熟博物館蔵瓷
● 時代 : 明末時代
● サイズ : 高さ 11,5cm×径 14cm
● 価格 : \

青花線描で高士2人を描く。本来寺院用の香炉であろう3足が付く。
煎茶の建水(こぼし、納汚)として銅製透蓋が付属している。時代箱付きの日本伝来品。
細書きの手の絵付は宣徳頃に始まっている。


参照 : CB-009
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CB-045 CB-046

釉裏紅唐草文水注

青花菱花口盤
● 時代 : 明・洪武時代
● サイズ : 高さ 13cm
● 価格 :\

この水注はケンディーと呼ばれ、東南アジアに特有の浄瓶kundika)の形に倣ったものであり、洪武様式に特徴的な器形。
絵付けは口縁部から注口まで実に丁寧になされ、胴部には菊唐草文が柔和な筆致で描かれる。かすかに青みを帯びた白磁面には、淡い紅色の潤んだ色合いが明るく映え、美しい品としている。高台は粗ら粗らしい砂底。銅紅釉はすこぶる蒸発しやすく、揮発もせず黒くもならぬよう紅色を得ることはかなり難しい技術を要した。洪武期、元末から明初にかけての動乱で、景徳鎮の窯業は完全に回復せず、盛況を取り戻すのは次の永楽に入ってからとなる。軍持ともいわれ(サンスクリット語の音訳)僧侶が飲み水や洗面のための水を入れた。
近時、インドネシア某寺より収集。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 2cm×径 16,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

菊唐草の間を鳳凰が大きく飛翔する。僅かに外折する菱花状平縁には唐草文を、純白の生地に青花が鮮麗に映える薄作りの皿。
元時代青花は江西省の景徳鎮で生産されたが、元朝の国都大都であった北京でも遺跡から多くの青花が出現しており、青花が全国的な流通を持つ商品であったことを示している。モンゴル政権が退去して明時代に入ると、西方からコバルトの輸入が途絶え、中国内地で採れる顔料を加えたため、色調に変化が生じるようになる。百鳥の王である鳳凰であって瑞祥文様といえる。同品が広東省博物館に収蔵されているのが知られる。裏底に「藩」の文字が陽刻されている。

菱花(輪花)盤は「青磁貼花鳥文輪花盤」と同形状であり、元特有の形状。いまでもインドネシア、ジャカルタ市には20世紀初め来、多くの古美術商がいてインドネシア・北インド諸島から発見される中国・東南アジア・日本の古陶磁を探しており名品・珍品が見つかる。
本品もインドネシア将来品であって、極稀少品。

参照: CC-068 、 CB-009
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CB-043 CB-044

青花船硯滴

釉裏紅蓮唐草文筆箱
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 9cm×横 15,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
前方に男女が並んで座し、後方には船頭らしき帽子を被る男がへばりついて、焼餅を焼いている風情が興味深い。船首には穴が開口され、水滴とされている。薄青がかった白と青花の対比が美しく上がっており、かつ当時の風俗を知らしめてくれる愛玩すべき机上の文房具といえ、遠い昔のロマンを漂わす魅力を放つ。
青磁でもほぼ同形状が知られるが、遺品の少ない品。青花の発色が鮮やかで美しい。
中国の家屋建築は椅子式の生活であり、家屋の中に光の少なかった生活では明るさを求めた。「明窓浄几」という明るい窓辺に拭き清めた机を置き、読書し詩文を作り、書画を製作することが文人の望みであり、文人の書斎である文房には環境を良くするための調度品が必要とされ、愛玩すべき文房諸具が身近に求められる事となった。秀でたものを集めて文房四宝と称して賛美した。
近時、インドネシア・スマトラ島墓より出土。
● 時代 : 明初 洪武時代
● サイズ : 高さ 7cm×横 32cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
筆箱といわれるこの品は、トプカプ宮殿所蔵品に蓋と身を金製金具の蝶番でつないだ青花の同形状筆箱が知られ回教圏の王侯の注文品と考えられている。
空間に金属製で諸具を嵌め込んで使用された、身の内側にも如意頭文などを表わし、外側は亀甲地に格座間の窓を置き、花唐草文を配している。
釉裏紅の発色は、僅かな薄い発色部が有るものの全体に美しい(身の上部模様は釉裏紅の発色が完全ではなく、薄い黒色に上がっている)。
景徳鎮 珠山元明官窯瓷器出土から、陶片状態で釉裏紅梅竹紋筆箱が報告されており、この形状は永楽時代から始まったといわれ、日本に古くから伝わっている掬枠巧芸館蔵「大明宣徳年製」銘の青花亀甲唐草松竹梅筆箱が有名。極めて稀少な品であり、加えて本品は洪武にまで遡る作品と考えられる貴重な資料。

洪武期に釉裏紅磁器が多く見られるのは、この時期対外的に朝貢貿易しか許されなかったため、それまで活発であった西方との交流が途絶え、景徳鎮に良質のコバルトが入手されにくくなり青花磁器よりも銅を呈色剤と釉裏紅磁器を製作の中心とせざるをえなかったという背景が考えられている。近時インドネシアより招来品であり、台北の故宮博物院に元代青花・釉裏紅が皆無であることもこのような品はもっぱら外国向け輸出品として作られたことが例証される。
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CB-041 CB-042

青花竹節形鳥餌入

釉裏紅脚杯
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 6,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

本物の竹節そのままの形状を模倣した四節からなる竹筒形。節からでる枝葉も陽刻される。上段は回紋、3段は花唐草文が青花で描かれ小品ながら、いまだ高価であったであろう輸入コバルトを使っての葉用鳥餌入に、金満家のこだわりを感じさせる。近時、景徳鎮近郊墓出土。
1993年景徳鎮 珠山出土 官窯陶磁の中に五節・青花海波文「大明宣徳年製」銘、ほぼ同形状品が知られる。宣徳帝は余程趣味があったようで官窯餌入の伝世品はまま有り、市場価は高い。掌サイズの成化鶏闘盃が何億円もする中国人独特の嗜好が鳥餌入にもあるのであろう。文人雅士のこだわりが感じられる品。

参照: CC-049
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 11,5cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
釉裏紅脚杯では江西高安市博物館蔵、脚部にち龍が一匹貼花される転心高脚杯が知られるが、本品は蓮の蕾・開花・種子という三態様を貼花している。初見の品。
間に釉裏紅をたっぷりと流し、脚は5節の竹節でアクセントとしている。 外広がりに開く口縁、深い碗形、ゆったりとした造形が薄作りと相まって魅力的な高脚杯としている。
近年発掘された江西省景徳鎮磁器は、明代早期の窯場遺跡のものが大部分で、洪武・永楽・宣徳期については、この時期の伝世品を多く収蔵する台湾、故宮においても改正・研究が行われている。

参照: CB-030 CB-026
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CB-039 CB-040

青花鳳凰文蓋付壷

青花菊華文壷
● 時代 : 元〜明初時代
● サイズ : 高さ 11cm
● 価格 : \ 問い合わせ

前後に大きく鳳凰が雲文の間に翼を広げ、荷葉脈・紐も青花でくっきりと描く。
呉須の発色は極めて鮮やかで、純白の生地に映え美しい。かって類品を見ない意匠であって、中国の人々に青花の魅力を感知せしめ浸透していった事が理解できる品といえよう。
空間を埋め尽くす元時代の好みが離れ、白地空間を大きくとった事により一層青花の美しさを増しているのがこの壷の魅力。高台は無釉ベタ底で黒点が飛び薄褐色に発色する。明代初期独特の土。
近時、景徳鎮近郊「窖蔵」より対で出土。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 8,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

菊唐草文が純白の生地に映え、呉須の濃淡(ダミ)が極めて鮮烈な美しい壷。元時代に始まった染め付けは異なった美意識を持つ買い手が出現して、焼物の世界に新しい空気が流れ込んだ事によって誕生した。最も優れた青の顔料は、西アジアのコバルトであって、元が東西物資の流れを促したので、優れた材料が入手できる事となり、陶磁に新しいジャンルを開く事となった。
高台はベタ底で全体に薄褐色の火色。高質な「甜白」と呼ばれる白磁とイスラム産と考えられる「蘇麻離青」というコバルト顔料を使用している。

参照: CB-022CB-015
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CB-037 CB-038

釉裏紅獣耳多稜瓶

青花菊唐草文壷
● 時代 : 元〜明初時代
● サイズ : 高さ 18,5cm
● 価格 : \

四方形の四角を面取りした下方部に象耳が付く、多稜(方折)瓶といわれる珍しい形状。六角形状の枠内には前後に鳳凰、左右は蓮。上方筒部の前後は菊文を大胆な筆勢で描く。釉裏紅の発色はほぼ飛ばず、全体に美しく発色している。
まだ明らかにされない点が多い明代洪武期の青花・釉裏紅磁の実態であるが、共通しているのは清新な活力にあふれる装飾文と量感に富むその器型といわれ、本品も初見の造型で他に例品を見ない。
高台内は無釉で粗い土。形状はササン朝ペルシャの銀器がオリジナルと考えられる。文様は非常に複雑だが、元の装飾遺風を受け継いで乱れたところはない。
釉裏紅は青花の登場とともに衰微したわけで、銅顔料が高温化での不安定さによる焼成の困難さによって避けられ、又鉄絵は青花に比べ地味な色調であった事も衰微の要因となったと思われる。イ
ンドネシア出土品。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 6,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
呉須の濃淡、純白の肌。端正に描かれた菊唐草。肩部に陽刻で宝相華文。余り類品を見ない上手・珠玉の中国陶磁といえる。高台角小ソゲ2ヶ所有り。

近時インドネシア出土。フィリピンにもこの手の小品元染が多く渡っているが、インドネシア出土品は数段クウォリティが高い。
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CB-035 CB-036

青花月兎文鉢

青花花鳥図高足椀
● 時代 : 明末時代
● サイズ : 高さ 7cm ×径 24,5cm
● 価格 : \

明時代末の「呉須手」染め付け。見込みに大きく月兎が描かれる。
「玉兎」は月に住むウサギのことで、季節は秋を示す。季節の象徴と同時に子孫繁栄のシンボルであって、その吉祥性が尊ばれた。全体に甘手。上部口縁の修理など欠点は有るが、これ程生き生きと楽しい図柄から醸しだされる味わい深い魅力は減じない。秦秀雄の旧蔵品であり、桐箱表は「宋胡録・月兎文・中皿」。裏は「珍堂」と箱書、古布の仕服付。北大路魯山人に見出された美の開拓者、珍品堂の感性は流石といえる。月兎文香合も秋の茶会で喜ばれるが、本品も同様、客人の嘆声が聞こえそうな品。同類品はいままで伝世・発掘品共見られない珍品。
● 時代 : 明 嘉靖時代
● サイズ : 高さ 9cm × 口径 8,5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

桃枝上に留まる鳥を2ヶ所、見込には高士を青花で描く。口縁部が外側に幾分広がるゆったりした形状の高杯。
同形姿の彫漆の遺例が有り、陶磁だけでなく彫漆器にも併存していた事が明らか。高脚杯を用いて酒を楽しむという風習は明時代中頃に終息したと考えられている。
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CB-033 CB-034

釉裏紅杯

青花花蓮紋い
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 5cm × 口径 7,2cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
胴上面には七宝文、下段に菊唐草。見込に菊が描かれ、かすれも無く均一に美しく釉裏紅が発色している。この盃寸法の品は稀少。高台は僅かに撥状で高めの足。無釉である。
枢府窯同様少し青味がかった白地に釉裏紅が映える。近時景徳鎮近郊「窖蔵」よりの出土。
中国原産の菊は、もともと黄色の花しか知られず、晋代となって白色。唐代となって紅の花が出現し、菊の花が観賞用の為栽培され始めるのも、朝鮮、日本への最初の伝来も唐代であった。そして宋代以降、園芸文化の発展にともなって坑州・蘇州を中心とした新しい品種の開発が飛躍的に進んだ。
盃のコレクションとして加えたい品。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 4,5cm×長さ18cm
● 価格 : \ 問い合わせ

「い」とは古代中国青銅器の一器型で長い注ぎ口が付いた器を「い」と言い、酒・水を注ぐのに使用した。
内底は束蓮文、側面は唐草文、外側面は瓔珞紋がダミを伴なう濃い染め付けで描かれ、薄青色の肌色に美しく映える。窯土が数ヶ所付く欠点が有るがキズは無い。
「い」は極めて稀少な品。
広東省博物館・広西省博物館蔵に同手品が知られる。
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CB-031 CB-032

青花飛馬高脚盃

青花龍文碁石入れ
● 時代 : 明時代
● サイズ : 高さ 6,5cm × 口径 6cm
● 価格 : \ 売約済み

高脚盃を小ぶりにして脚を低くした形で、明時代中期以降17世紀の作品。
脚杯の機能としては再び唐時代に戻ったこととなる。おそらく器を支えるための托は必要なくなり添えたとしても四形の托であったと考えられる。いわゆる古染付であり、飛馬の図柄が日本人に好まれ酒器収集家の欲しい一品。波間に魚、龍の落し子・飛馬。見込は草文が線描き。

古染付は日本からの注文品と中国における量産品の2種類に大別されるが、共通な絵付の図案・文様の自由闊達、奔放軽妙洒脱が楽しい。日本伝来品。

参照「東京国立博物館図版目録・中国陶磁篇U」1990年発行、232番、所載、広田松繁氏、寄贈品
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 12cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
この類品碁石入れは景徳鎮市のほぼ中心に位置する珠山を中心とした発掘により陶片が出土している。それは五爪の龍であって、御器廠の置かれていた所と考えられている。本品の龍は三爪。近時、景徳鎮近郊「窖蔵」よりの出土。
碁石入れとしてのこの形状は耀州窯にも知られる。青花はイスラム圏からの影響下に完成したもので、この背景として元王朝がイスラム圏と境を接する大帝国を築き上げたという歴史的事実があろう。不思議と元から明時代初期まで青花は中国国内では高い評価を受けていない(この時期では、白磁が重視されている)。しかし青花磁器は、確実に中国の人々にその魅力を感知せしめ浸透していき、景徳鎮を中国随一の窯場とした。
中国の宮廷には元青花磁器がほとんど伝世せず、北京・台北の故宮博物院の中にも元時代の青花・釉裏紅磁器は、ごく僅かしか見る事が出来ない。
したがって墓葬の副葬品「窖蔵」出土品等によって得られることがほとんどで、今後も珍品の出土が期待できる。
胴と蓋とも空間を埋め尽くさんばかりの火焔珠を追う龍が強烈な青花で描かれる文様構成は元時代後期の青花磁器の特色を良く表わしている。珠山発掘品は外壁龍2体であるが、本品は1体である。
農家では冬、野菜を穴の中に保存する事が多く、穴を掘って「窖蔵」に当たる事がまま有るという。
対で出土、1点SOLD。
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元〜明の染付
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