WS-133 鳳池硯
時代: 唐時代  、 サイズ:高さ 3.7cm×横 10.9cm×奥行 14.3cm
価格: \
石質は潤いがあり、水波文が有る端渓の唐坑石。風子形・箕形を呈し、前が低く後ろが高く、満池(傾斜面を持つ硯池)となっている。硯の背後の端には2つの長方形の足柱(鳳足と呼ぶ)があり、全体の形が箕(穀物をふるって籾殻やゴミを取除く農具)に似ている。この種の箕形硯は、隋・唐・五代の時期に流行した。
この硯式はいろいろに呼称されているが、鳳池と呼ぶのが正統的。しかし鳳足とか箕様などと呼んでも差し支えない。
いかにも唐らしい、ゆつたりとした優美な造形。日本の猿面硯の原型。

参照 : DK-293
参照本 : 天可汗的世界







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