CT-028 加彩女子俑
時代: 北魏時代(AD386〜534)6世紀前半  、 サイズ: 高さ 18.5cm×横 10.5cm× 奥行 3.8cm
価格: \
洛陽に遷都する以前の俑は全体としてずんぐりとした体型で、それは鮮卑族の典型的な体型であるとも言う。それに比べ洛陽遷都後の北魏俑は顔が小さく痩身である。服装には著しい中国化が見られるが、そこにはこの時期の北魏が推進した漢化政策の一端が示されるようである。今日で言えばスカートにあたる裳を胸高につけ、ウェストを引き上げることですんなりとした線を出すようにしている。前後型合わせで作り、顔は別作りにして後から挿入する。小型ながらも着物の裾や顔の表情には単なる型作りには終わらない丁寧さがうかがえる。
武人・文官・楽人俑と種々ある俑の中でもこの通称 「二人の少女」 「仲良し俑」といわれる女子が手を繋ぐ愛らしき作品は極めて稀少。渇望品として知られるもの。賦彩がよく残っていること、ことに裳の明るい朱はまことに鮮やか。古物は念ずれば通ずと言うことをまま経験することであり、いつも欲しい欲しいと思っていればいつかは来て下さるもの。20年越しの思いが通じ洛陽近郊墓より我手に。
※スウェーデンのグスタフ王コレクションが1971年日本で開催されたときのカタログ表紙はこの俑であって、中国古美術の大コレクターとしての王といえども愛玩すべき品であったのであろう。







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