CT-020 紅胎加彩騎馬打毬女子
時代: 唐時代  、 サイズ: 高さ 24cm×全長 34cm
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奔馬に跨り、右手に手綱・左手にはスティックを握っていたが、木製だったのでなくなっている。双髷を少し高く結った女子は、身をくねらすようにして馬を御している。白胎に彩色をしている。動的な姿態を造形しながら安定感に満ちている。この像は騎馬のホッケー、つまり中国で打毬と称するポロをやっているものであり、ササン朝ペルシャでは国技の一つであったから、これが中国に伝わり、殊に651年にササン朝が滅びると亡命貴族によって唐代でも大いに盛行するようになる。李賢墓(711年)の大壁画にも打毬図があって、玄宗は若年からこれを愛好し、上手でもあったから打毬専用の競技場まで造っている。先年、その記念碑が見つかっている。
婦人騎馬の流行を背景に、女子選手も少なくなかったようである。唐の詩人達もその娘達の風姿を「ウィグルの衣装を着て、西方の駿馬に玉鞍を置き、それに跨る小腰の身(細腰の美女)あるいは「柔らかな柳腰」 などと詠じているから、球技の勝負ばかりでなく、選手達の美しく魅惑的な姿態も興味深く眺められたのであろう。
ともあれ、国王以下の上流観客層をも魅了するに十分な貴族的なスポーツであった。動きを的確に捉えた三彩・加彩陶塑の芸術性は極めて高いといえ、俗称「飛馬」といわれる本品もその代表的な品。奇跡的に後ろ足一本のみ折損修理。







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