CM-176 黒釉青白斑双耳瓢型瓶 / Phosphatic Glazed Splashd Black Glazed Stone Ware Pot

時代: 唐時代(AD618〜907)、 サイズ: 高さ 23cm×径 14cm
価格: \
黄道窯。
9世紀、河南省一帯の窯で作られた中・晩唐期の作品。
前後胴部に杓で流し掛けられた斑文も花釉によくみられる。中国では花磁・花釉と呼ばれる技法。唐時代の優艶な雰囲気が醸される。施釉効果が三彩と一脈通ずるのも両者の時代性が一致している証左と言えよう。

瓢形は遼時代(11世紀)の水注に多く見られるが、唐時代は余り見ない。紐を通し、木栓をし、酒入れとしたのであろう。
宋代の鈞窯に至る前導作品。正倉院蔵「胴鼓」がこの窯の作品で知られる。

参照:CM-023
参照書籍:中国の陶磁E 天目











参考書籍





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