時代: 金時代 、 サイズ: 高さ 30cm×胴径 24cm |
価格: \ |
口部は小杯を伏せたような形に作り、頸が短く・腹が丸く、腹から下は次第に窄まり、底は圏足で無釉。黒色釉地の上に、牡丹唐草文を大胆に刻している。素地が露出しており、白化粧の上から文様を彫り、全体に透明釉を掛けて焼成する磁州窯の掻落との手法とは区別される。造形は丸みを帯び、釉は漆のように黒い。黒釉掻落の作品には元時代らしい雄輝なデザイン表現がうかがわれる。通例、山西磁州といわれる作品。佳品である。
参照 : CM-066 |
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