CM-053 禾目天目碗
時代: 南宋時代(12〜13世紀)  、 サイズ: 高さ 7cm×口径16cm
価格: \
建窯。
口縁部が僅かに外反し、小さい高台のついた円錐形の鉢。きめの粗い黒褐色の胎に光沢のある黒釉が裾の部分まで厚くかけられている。釉には建窯独特の「兎毫盞」(日本では禾目天目)と称される赤褐色の兎の細毛の様な細かい筋の文様が見える。
福建省に窯跡が発見されている建窯は、10世紀から14世紀の期間生産され、鉄分の多い南方の胎土と大量の鉄分が含まれた黒釉を用いている。兎毫は釉中の酸化鉄が飽和して生じる現象。福建は茶の産地でこれらの茶碗とともに茶も広く海外各地に輸出された。北宋時代喫茶が流行し、そのためこれらの茶碗は福建茶を愛飲した朝廷や文人から好まれ発展した。
器底には「供御」の銘が彫られ、宮廷用の御器であることをあらわしている。

参照 : CM-031CM-018







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