CM-050 黒釉白抜鉄絵鳥文梅瓶
時代: 南宋時代〜元時代(14世紀)  、 サイズ: 高さ 24cm
価格: \
吉州窯。
外壁は純黒に近い。型紙を器面に貼り付けて黒釉を掛け、乾ききる前に型紙を剥がして細部に鉄絵を描き入れ、更に線彫りで黒釉を掻き落して図柄を完成させる。明確な画を浮き出し、印象的な作品としている。この種の文様を施したものは瓶に多いが、やはり食器には向かない装飾であったのだろう。
木葉天目・玳玻盞・梅花天目・鉄絵等、多様な技法の遺品を残した吉州窯特有の地方特色の強い作品であり、この鳥絵も吉州窯の代表的な図柄であるが、梅枝や梅花は様々。形はこのように肩から張ったものと下蕪形のものがある。

参照 : CJ-001







← 天目・黒釉陶 のページへ戻る