CM-035 玳皮天目茶碗
時代: 南宋時代  、 サイズ: 高さ 6cm×口径12.2cm
価格: \
吉州窯。
碗の見込みには梅花を、周囲に2羽の飛鳥と瑞雲を配している。剪紙を用いて表された鸞天目といわれるものであって鳥は「唐花尾長鳥」として知られる。普通は灰釉上、鳥は黒釉で表しているが、本品は「木の葉天目」同様黒釉上に上部に巡らす回文等を黄赤褐色釉で表している。
腰の辺りで少し絞った姿が特徴の形で日本に伝来する竜天目・文字天目磁窯を始めとし、多種多様な技法で造られた吉州窯碗は、玳皮天目碗に新資料図柄が近時出現し楽しい分野といえる。
外側は灰釉による鼈甲状班文が見事に現れている。高台脇から腰の削り高台の削り込みは荒々しく特色がある。素地は淡黄色を帯びた白めの土。

※ 参照 : CM-025CM026CM-015







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