CM-023 黒釉白斑水注
時代: 唐時代  、 サイズ: 高さ 27cm
価格: \
黄道窯。
張りのある胴に短い注口と紐を2本合わせた形の把手が付けられている。総体に黒釉をかけた上に不規則に白濁釉をふりかけ、白斑の一部は青みを帯びている。この技法は中国では花磁・花釉と呼ばれ、唐代に流行した加飾法。河南省一帯の窯で行われている。随分下部にまで美しく全体に渡って流れ垂れた釉は漆黒の地釉に極めて美しく映え見事。計算された仕事と言える。宋代の鈞窯にいたる前導作品。同窯作品の正倉院蔵「腰鼓」が知られる。






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