CC-688 澱青釉紫紅斑盃托
時代: 金時代(1115〜1234年) 、サイズ:全体/ 高さ 8cm×径 12.5cm、盃/ 高さ 4.5cm×口径 8.3cm)
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鈞窯。
托は六稜稜花形。盃托とも夕映えの晩霞のような夢幻的変化の景色を生み出し極めて美しい。「窯変」によって生まれた豊かな色彩は単色の窯薬が主流であった状況を変えた。丁寧かつ繊細な作調で、小気味よい造形感覚の冴えを見せる佳品。
鈞窯は北宋期に創設され、北宋の後期には鈞窯ではもっぱら宮廷に献上する磁器を焼いていた。北宋の滅亡後、御用磁器は生産が中止されたが、鈞窯の磁器の製作技術はなおも広く伝えられた。この藍と紅の二色を主体とした色調が鈞窯磁の独特の味わいを示し、中国の磁器芸術に全く新しいエリアを開拓した。

参照:CC-474









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