CC-607 青磁稜花管耳瓶
時代: 南宋時代(12〜13世紀) 、サイズ:高さ 21cm×幅 11cm×奥行 9cm
価格: \ 問い合わせ
官窯。
全体を満開の海棠形に合わせ型で成形。薄造りで軽く、抑制のきいた威厳と風格が感じられる。深緑色の肌に官窯特有の「類氷」といわれる氷裂状貫入が現れる。高台露胎土は醤褐色。
左右に管状の縦耳をもつ器形は青銅器の「壺」に基づいている。この種の「黒胎青磁」は郊壇官窯ばかりでなく、龍泉窯の一部の窯でも焼かれていたことが明らかになり、産地の決定が難しくなり、龍泉窯で南宋宮廷の御用品が焼かれていたと考える研究者もいる。

参照 : CC-172CC-174








← 青磁 のページへ戻る