CC-528 青磁花式洗
時代: 北宋時代 、サイズ: 高さ 6.8cm×径 16.5cm
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汝窯。
汝窯の青磁は口縁部にほんのりと胎土の色がのぞき、ほとんどに貫入が認められる。本品は10枚の花弁の蓮花を象った深碗。滑らかに釉が溶け、淡い青色に発色している。器形は金銀器を模したもの。温かみのある青の中に細かい貫入が見られる。長く所在が確認されていなかった汝窯の窯址は1980年代後半に河南省宝豊県清涼寺村で確認された。汝窯の目跡は芝麻(胡麻)のように小さな支釘痕であり、このような小さな目跡は耀州窯や岳州窯で見られる。十の輪花は温碗と共通する。(CC-487)。底には乾隆皇帝御製七言絶句と款題が刻まれ、金が施される。
「宋時秘色四穣名不及紫窯一片瑛下視永宣茲又貴由来品第鮮富衡乾隆甲辰」御題。
大意は「この器は宋代の秘色で雨過天晴(四穣名)である。紫窯には及ばないものの、この一片は瑛(すぐれもの)也。永宣窯をはるかに下に視て、茲にまた貴し。昔からこの品は鮮やかで、出来映えがまさにほめるべきものであるといわれている。」

汝窯に関する最も古い記述は、徐兢の「高麗図経」(宣和5年、1123年)に見られる。高麗青磁を評して「・・・諸器のうちただこの物最も精絶なり。その余はすなわち越州の古秘色、汝州の新窯器に大概類す」とある。確かに12世紀初めの高麗青磁には越州窯の秘色青磁や北宋末の宣和年間頃の汝窯に似たものがみられる。甲辰は乾隆49年(1784)。

参照 : CC-370








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