CC-444 青磁鳳耳瓶
時代: 南宋時代 、サイズ:高さ 23cm× 胴径 19.5cm
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龍泉窯。
鳳凰を象った耳が頸部の両側に付いている。この深い青緑色の釉は、中国では粉青と呼ばれ、我国では砧青磁の名で古来親しまれている。龍泉窯の窯址は浙江省西南部に有り、南宋時代に滑らかな釉が厚くかかった青磁を完成させ、以後明代にかけて青磁の中心的な生産窯として繁栄した。
中国のやきものは、唐宋時代から盛んに西方の国々へと送られているが、中国陶磁のうち世界的に最も広く、又最も多く輸出されているのは龍泉の青磁と景徳鎮の染付。そして我国は鎌倉時代龍泉の青磁を驚くべき数量中国から輸入したことは、我国各地の遺跡から発見されている何万何十万という青磁片・寺院などに伝世している数量によって窺い知れる。
龍泉は今日発見されているだけでも二百余の窯址があり、龍泉の青磁は古くから世界的に有名なので、光緒の末頃からすでに窯址の発掘が行われ、民国5〜6年頃には上海・杭州・寧波・温州などの古美術商が雲集し、大々的な発掘をしたといわれる。
宋時代の青磁の簡潔崇高な美しさは、世代を超えた極めて息の長い探求の末に完成されたものであり、一個人を超越したいわば「民族の美意識」を具現しているということができる。温雅な龍泉窯青磁はその最高の到達点といえよう。

参照 : CC-332








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