CC-322 青磁刻花蓮弁文碗
時代: 北宋時代 、サイズ:高さ 5.2cm× 口径 14cm
価格: \
汝窯。
口縁に向かってゆったりとした立ち上がりを作った碗。外側面は半ばまでゆったりとした二重蓮弁文が薄肉彫りされる。金属器に倣った高台は八の字形に開き(汝窯の盤・碗に見られる特徴)、高台内には「芝麻」釘と呼ばれる小さな支焼痕が残る。汝窯特有の淡い色合いの青磁釉は、上品な落ち着いた気分を与えており、北宋宮廷の容器に相応しい。その色が卵殻の青色に似ていることから「卵青色」とも呼ばれている。全体の雰囲気として鈞窯にいくらか近いものが見出されるのは、汝州の窯で鈞窯も盛んに焼いていたことと関係していよう。
明・清時代の文人は汝窯を磁器の最高位に位置づけたが、汝窯は焼成期間が極めて短く、現存伝世作品は多くなく、南宋時代すでに「最近は手に入れるのが難しい」との記載が残る。伝世品には蓮弁文などの刻を有する作品は少なく無文が殆どだが、清涼寺窯址からは「刻蓮紋碗」 「刻蓮紋香炉」 等も発見されており、想像以上に多品種を製作していたことがわかってきている。全体土中銹が見られる。潤いのある青釉は形容しがたい味わいがあり、人を魅了する。

参照  : CC-270
参照本 : 大観 北宋汝窯特展







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