CC-185 澱青釉紫紅斑觚
時代: 北宋時代 、サイズ:高さ 21cm×口径 14cm
価格: \
鈞窯。
殷周時代の青銅器「觚」を模したもの。器胎は薄く、明るい天青釉が掛けられ、1箇所銅紅斑が絶妙な配置で装飾される。宋代の鈞官窯の造型は、古代の青銅器を模すのが鈞窯の特色の一つ。釉全体に細かな氷裂文が入り、稜角部の釉は流れ薄くなり、青釉の濃淡が美しい。鈞窯の釉色は天青・天蓋と称され、色の淡いものは月白釉とも呼ばれる。底裏には褐色の釉が塗られている。商時代青銅器「觚」は祭祀用礼器で祭壇に酒を供える為に用いられた。宋代の皇帝は殷周の古代を手本とする復古思想が強く、陶磁・銅・玉等礼制品だけでなく、愛玩・装飾用品を多く作った。

鈞窯独特の青磁釉、その青味を帯びた失透性の乳濁釉が始めて使われたのは11世紀頃とされる。これは唐時代に河南省で多く作られた黒釉に白濁釉を散らした技法と関連があるとして、唐時代のこのような釉調を「唐鈞」ともいう(参照:CM-023)。窯址は河南省宝豊県あるいは兎県に位置しており、北方青磁の系統に属す。宋磁の醍醐味をここに最も端的に味わうことができる。中国では「出戟尊」といわれる形で、頸・銅・足それぞれの四方に戟(予と戈を組み合わせた長柄武器)に似た稜飾りが付けられることからこの名があるが、本品は頸部には稜が無く、すっきりとした形状としている。

参照 : CC-155







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