CS-236 三彩刻花蓮池鴛鴦文枕
時代: 金時代(12世紀) 、サイズ: 高さ 12cm×横幅 26cm×奥行 24.5cm
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磁州窯。
俗に宋三彩と呼ばれている。
蓮池とつがいの鴛鴦が刻花され、緑・白・褐釉で装飾される。寝室も華やぐであろう色彩と吉祥図柄が好ましい。
宋三彩は宋赤柄と同じく12世紀頃から中国北部の磁州窯系の窯で作られたもので、実年代から言えば金三彩と呼ぶべきだが、金赤絵と言わないのと同じく、馴染みのいい宋の時代名を冠してしまった。

宋三彩も元時代にずれ込むと図柄が細かく混んで、このような近代のおおらかさにかける。この種の三彩は北宋時代から華北各地で盛んに焼かれたもので様々の作風のものが見られ、特に枕には優作があるが、これはとりわけて色が冴え、文様の歯切れの良い印象に残る傑作。

参照:CS-125









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