CS-071 三彩鷹匠男子
時代: 唐時代 、サイズ: 高さ 49cm
価格: \
折り襟、窄袖の長衣を着け、体を曲げて立ち、右手に鷹を支えている。長衣の裾には細かい襞が示され、かなり写実的である。褐釉と緑釉のミックス状流釉が全体を美しく彩っている。頭上の高い帽には華やかな花文が浮き出され豪華である。唐代王侯貴族の贅沢な生活が偲ばれる。鷹匠俑は極めて少なく、また鷹が失くなっている品も多い。唐代の無名の芸術家が当時の社会に於ける各階層の生活を熟知し、人物の性格や情緒をとらえて見事に表現できる高い彫塑技術を持っていたことが理解できる。中国独自の文物を後世に伝えるやり方、それが地下地中の世界であって地下世界といえばまず墓であり、現世の延長に位置づける彼らの墓内は、地中に埋葬・火葬するだけで終わった日本と違い、比較にならないほど豊かであった。墓主の周りに配された沢山の副葬品・明器、本人を語る墓誌壁や天井に書かれた壁画など計り知れない歴史の材料が提供されることとなる。貴族趣味が横溢し、豊麗な美意識が余すところ無く示されている作品といえよう。
鷹匠俑は唐代が最も多いが、すでに北朝(6世紀)の陶胎加彩鷹匠坐俑が大英博物館蔵で知られ、古くからの職であったと知れる。







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