CS-051 三彩灯
時代: 唐時代 、サイズ: 高さ 29.5cm
価格: \
油灯を灯す照明具。青銅器には戦国時代以来様々な器形が見られ、陶製の灯明具は近代に至るまで、最も一般的な照明具である。この三彩灯は相当に複雑な造型で、座・中盤・盞から構成されている。灯盞は小碗形で下部は迎蓮座に連結し、浅い器形の盤の中央に置かれている。柱は竹節状で、盞盤と覆盆形の座とつながり、中位下寄りを2組の仰・覆の蓮弁で飾っている。竹節には竹の根のような竹管文が飾られている。
座の上端には葡萄文の貼花が巡り、座は4組の獣頭形団花の貼花文で飾られ、四獣の間には小さい天王像の貼花が配されている。全体には紅釉・緑釉と蝋弾きによる白斑文が施されている。

優美で稀少な造型は当時の上流貴族の豪奢な生活を窺わせる。祖形は銅器であって、簡略な形態の燭台は遺品として知られるが、本品形状の銅器は見られない。胎土は白く・緻密である。1987年洛陽市墓より。
三彩灯として始めて同手品が出土(洛陽博物館蔵。高さ46cm)しているが、遺品は殆ど見られない稀品。近時洛陽郊外墓より出土であり、対の内1ヶは大きく破損の由。
唐初においては、金・銀・玉器の類を副葬していたが、盛唐頃からは主として唐三彩を副葬するようになる。
日本に唐三彩が始めて将来されたのは、壷中居の広田松繁氏が1925年(大正14年)三彩馬を運び今岩崎家静嘉堂に入っている。
理想美を求めてやまない貴族達の高貴な趣味がまるで匂うがように伝わってくる。近時洛陽郊外墓出土。






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