CS-042 三彩壷
時代: 盛唐時代 、サイズ: 高さ 19cm
価格: \ 問い合わせ
胴が丸々とした壷であり、穀類などを入れて出土する例があることから万年壷といわれる。蓋は無い物が多いが、傘型の蓋を伴なった品も見られる。あらゆる壷の基本形とも見られるほど良く整った美しい姿で、何よりも胴の張りが素晴らしく世界の壷の中で最も美しい壷の一つと考えられる。
純白の素地に、裾を残して白化粧を掛けもう一度白釉を蝋抜きをし、緑・黄釉を流すという技法で、着物のしぼりのような効果を見事に表現している。混ざり合わないよう計算された効果が見事である。貴族趣味の真骨頂と言える。豊な美しい壷はかって作られた事が無く、唐文化の豊穣を象徴するものの様に見える。明器・土偶は埋葬される以前に地上の祭場で陳列され、また葬列中に並べられて衆人の目を引いた。いわば明器・土偶のオンパレードが行われていたわけで、ただ幽暗な墓所に閉じ込められ全然人目に付かないところに納めるだけではあれほど華麗な唐三彩明器の製作が盛んになるはずは無いであろう。人間の見栄の張り合いは変らない。

参照 : CS-023CS-005






← 三彩 のページへ戻る