CS-039 藍彩猪
時代: 唐時代 、サイズ: 高さ 6,5cm×横 9cm
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唐三彩のつくられたのは唐の二都。長安(西安)と洛陽の近傍の窯で、長安の土は微紅色、洛陽の土は白色を呈すると北京の古玩舗では昔から言っている。本品は蝋抜き技法で作られ、鮮やかなコバルトの藍釉・白との対比が強烈華やかで印象的。唐三彩は長安・洛陽の貴族たちの葬礼のために作られ、墓陵に副葬された。猪豚と呼ばれる身近な家畜であり食料であったことが偲ばれる。
唐三彩は1900年代始め、唐墓というタイムカプセルから1200年の眠りより覚めて忽然と地上に姿をあらわした陶器であって、1910年代に始まったコレクションは、ヨーロッパ・アメリカ・日本と野火の様に拡がった。特にその色合いの美しさが合ったのであろうアメリカの美術館には優品が収集されている。
型の合わせ目など造形上の処理も簡略になされるが、かえってそれが逞しさを見せることにもなり、又型どりそのものの上手さは唐代固有のものと言える。貴族・官僚といえども何らかの形で農業と結びついていることが分かる。明器泥像に対する彫刻としての価値、文化財としての重要性の認識はまさに近代、1907年羅振玉が瑠璃廠の古玩店で購入してからであった。1916年には「古明器図録」を出版している。日本ではこの頃会津八一が明器の蒐集を始めた。

参照: CS-022CS-015







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