| 時代: 唐時代 、サイズ: 高さ 41,5cm |
価格: \  |
唐代官女の優美を極めた姿を良く示す俑。長いショールが手にかかり、釣鐘形の衣裳の下から爪先の上がった沓が現れ、髪は高く結っている。現存する類品から推して、唐代女性の流行は、衣裳や髪の形が非常に変化に富み、且つ優雅なものであったことがわかる。藍彩の衣裳は白抜きぼかし、上衣は緑釉、その上に褐釉のショールを被っており華麗豪華である。手に花を持つ。三彩女子俑に動きのある形態は少なく、本品の如くの動態表現する品は稀少。陶俑の副葬にあたっては、天子、貴族、官僚の死にあたって官署から供給・下賜されたと考えられている。又、三彩俑は灰陶俑の2割程度が普通であり、三彩の占める量はそれ程多い数で無いと知られる。1300年余を経ても無傷で、ここに存在する不思議さ、幸福さを感じさせてくれるのがこのような品であろう。気品有る美しい顔を傾けて鷹揚と立つ姿は絶頂に達した世の太平を謳歌し繁栄を享受した当時の人々の心情を象徴するかのようである。豊満な女性像が有る一方、本品の様にやや細身の女性は宮廷に仕える官女と考えられている。
唐の墓の造営は、時の権力と産業を集中した大事業であって、そこに動員される人々の数と技術・費用は今日のビル建築や造船の比ではなかった筈であり、このような大俑が列をなす墓に埋葬される人であれば身分も高く、その葬儀は時間をかけて準備された大事業の頂点をなす盛大さであった。
藍釉の藍は、中央アジアを越してペルシャのものが中国にもたらされたものであって、一段と高級品に使用されており、大型・小型品共優品であるのが普通。沈静した唐三彩藍釉の魅力は深い。
香港著名収蔵家旧蔵品。 |




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