中国へローマやペルシャ風の器形が伝わり、定着するのは越州の鶏冠壷が早い例となる。
「胡瓶」と呼ばれたこの形の瓶は、ペルシャからもたらされた注器で、貼花は銀、銅器の打出し文様を模したもの。前後2面の型上に把手や胴部の海石榴華、獅子に乗る胡人・鳳凰などは別に型抜きしたものを貼り付けている。把手のデザインはアカンサス。白く抜いた胴の枠どりの地は魚子、
鏨で打ったそれとは異なり、一粒一粒が凸出している。これは鋳造銀器に見られるもので、これもその模器といえる。つくり、配色も一級品で珠玉の中国陶磁。
香港著名収蔵家放出品。
※ 参考 :平凡社版「中国の陶磁」B 三彩 No.3
※ 参照 : CS-002 |