CR-021 三彩印花長盤
時代: 遼時代  、 サイズ: 長さ 33.5cm×奥行 19cm×高さ 3cm
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乾瓦窯。
海棠形。外縁部は緑釉、見込は白地に牡丹文が推し出されている。一種の切枝風になる文様であり、牡丹花の両側に飾られるものは蝶文というより蜻蛉を便化したもの。古くは唐三彩には蝶文が活用されるがその殆どは紋白蝶に限られるのに、遼陶にあっては満豪草原に目立つ拳羽蝶が用いられる。契丹人が常に身近な野生の草花をとって文様としたもの。この三彩長盤はこの種のものとして形も整い釉上がりも美しく、初見の大型優品。元来この形態は盛唐の銀製八稜長盤に出で、或いはガラス製の瑠璃十二曲長盃として正倉院蔵御物もあるが、この遼代陶製長盤にあってはその原型を辛うじて追想されるに留まる。遼代古墳壁画にこの種の長盤を両手に掲げた婦人像が描かれている。我国では通称「ペン皿」と称している。近年の中国陶磁発掘により、かって高価な品々が容易に入手できることとなったが、中でも遼陶は大きな影響を受けた分野。遼三彩はその素朴さとエキゾティシズムに魅力がある。

参照 : 美の求道者 安宅英一の眼ー安宅コレクション







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