CR-010 白磁龍首堤梁型鶏冠壷
時代: 遼時代  、 サイズ: 高さ 22cm
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林東窯。
遼は宋王室を南へ追った契丹の貴族の建てた政権(916〜1125)。契丹族は古くから中国に移駐していた民族で代々遼河上流のシラムン河一帯で遊牧生活を営んでいた。契丹の首領耶律阿保機が契丹の国を建て、金に滅ぼされるまで210年間続いた。

元々は携帯用としていた皮袋を模したものであって、この作品は初期の形態であり、本物に近い写しであろう。実用ではなく、墳墓に副葬されたもの。珍しいのは頂部に龍を立体的に、胴部に皮紐を写した突状文を貼付けている事。極めて稀少な品である。技術的には定窯の影響をかなり強く受けており遼定窯といわれるクリーム状の潤いある不透明釉が総体にかかり下膨れした形状が愛すべき品としている。
かつて「官」字銘のものが白磁皮嚢壷にあることから「官」字の刻文をもつ白磁器は全て遼磁と考えられたこともあったが、その後定窯址からも「官」字銘をもつ底部の破片が見つかったため「官」字銘の白磁は遼磁に限らないっことがわかった経緯も遼白磁にはある。







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