圏の中には2頭の豚と1羽の鶏が仲良く飼を啄ばむ。上には立派な瓦屋根の厠舎が付属する。緑釉は美しくたっぷりと掛かり、一面に銀化している。当時の中国の風景の一部を明器に写している。明器の対象が人物や動物・建造物・什器にとどまらず、このように景色までも明器にしようという当時の被葬者の意識が読み取れる。死者の黄泉路を彩るため、あでやかな緑の色を使用したものであろう。 参照 : CK-016