龍山文化(前2400〜2000年)。
動物の造形から変化した貯水器、または酒器。捩りの把手、胴面に一本の縄文が施されるシンプルな形状。土器は灰陶が80%、紅陶が18%で、黒陶は1%前後と稀少。注口下に小三角形形状の貼花が有る。実用というより、特別な祭祀に用いられたものであろう。袋状三足は原始社会で流行した煮沸器から変化した。しかし、しだいに細く小さくなり、殷王朝以降は姿を消してしまう。
文様の派手な赤焼土器から文様の無い黒ずんだ土器への変化といえば、見た目には大きな変化といえるが、焼く方からいえば酸化焔の窯から還元焔の窯に変わっただけ。赤焼をもう一段堅く焼こうとすると時間をかけて焼き締めるわけだが竈に蓋をし、この蓋に水を掛けて燃え難くすると土器は還元されて灰色や煤を吸い込んで黒陶になったりする。
参照 : CK-079 、CK-033 |