CK-071 灰釉鴟きょう形容器
時代:漢時代   サイズ: 高 26cm × 横 21.5cm×奥行 19cm
価格: \
太陽が沈んで夜が訪れると人々はその闇に怯えて家にこもり、堅く戸を閉ざしたことは太古の昔から人間が為してきた行為で、これに逆らえるものはほとんどいなかった。だが梟だけは違っていた。彼等は太陽が昇ると何処へともなく姿を消し、夜が訪れると何処からともなく姿を現し、その大きな眼光で闇の世界を支配した。こうして梟は恐ろしい闇を追い払う神として存在することになった。
古代中国やエジプト、古代ギリシャ、インカで梟を象った土器や木彫や銅や石彫物が作られたのもそのため。梟は闇夜を甦らす事から死者の魂を甦らせる神の使者にもなったのだ。

参照 : CK-059








← 古代の土器 のページへ戻る