CK-056 彩陶壺
時代:新石器時代甘粛仰韶文化馬家窯類型(BC5000〜2500年頃)   サイズ: 高 20.5cm × 横 15.5cm ×奥行 13.5cm
価格: \

中国では前1万年ぐらいから農耕が始まり、土器を造る様になっていた。そして前1600年頃には青銅器が登場するまで、5000年間ほど続いた新石器時代に彩陶や黒陶などの土器の文化が花開く。土器の表面には顔料で絵付けをして焼き上げたもので、前5000年から前2500年頃にかけて盛んに造られた。すでに轆轤の技術によって均整のとれた器体をつくり上げ、ダイナミックな文様を描いて表面を美しく磨き上げることをしていた河南省の仰韶文化は彩陶文化の代表的存在。それ以外にも紅山文化や大モン口文化など、地方ごとに独特の彩陶文化が展開していた。様々な文化の名が交錯するのは、中国が古代から地方色豊かであったことを示している。
ただし古代人はこうした彩陶を日用品として日常的に使っていたわけではなく、普段の生活では無文の土器を使用し、彩陶はあくまで副葬品や祭祀用であった。その不思議な文様群は単なるデザインとしてみても充分に魅力的ではあるが、むしろ天や神・太陽や光・豊穣と繁栄・死者の平安と永生といった聖なる物に係る表象として見るもの。
胴部には鋸歯状の突帯飾りのある把手が付く、良質な胎土を用いた紅陶の壺。繁縟な中にも馬家型特有の軽快さと奔放さが看取される文様。









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