CK-054 彩陶裸体双性浮彫壺
時代:新石器時代・馬家窯文化期(BC2500年頃)   サイズ: 高 46cm × 横 26cm
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全体に赤絵具で塗り、首部には人面を胴に女性器持つ人体装飾文を貼付けで飾る。男女両性複合体を表現する。日常の生活用の土器ではなく、副葬の為に特に用いられた作品。中国で初めて彩陶が発見されたのは、1923年J・G・アンダーソンによって河南省仰韶村においてであった。オリエントにおける彩陶の盛行を知った彼が中国への伝播経路を求めて黄河を上流に遡り、西方甘粛省への調査旅行に旅立ったのは当然といえよう。甘粛省内において、斉家・仰韶・馬廠・辛店等いわゆる「甘粛六期」の編年を確立した。
同類品が中国国家歴史博物館蔵であり、現在までに発見された唯一最古の人体浮彫り作品と重視されているが、又ここに一つ現れた。

参照本 : 中国歴史博物館 中国通史陳列
  平凡社 陶磁大系33 「古代中国の土器」








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