CK-045 灰陶加彩胡人楽舞文扁壺
時代:北斉時代(AD6世紀後半)  、 サイズ: 高 20.3cm × 横 16cm× 奥行 8cm
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肩に鈕を通す耳のついた扁平の壺。シルクロードを旅する隊商が使った水筒の形を写したもので、隋・唐時代の駱駝俑には鞍の脇に同形の水筒のミニチュアが貼り付けられていることがある。
片面づつ型で作って張り合わせたもので、両面に全く同じ胡人(ソグド人)の文様が型押しされ、蓮花座の上で胡騰舞を演ずる舞手を中心に、左右に2人ずつ琵琶・横笛・シンバルなどを奏でる楽人が配される。胡騰舞は胡旋舞と並ぶ中央アジアの代表的な舞踊で、胡旋舞が回転動作を主として男女共に演じたのに対し、跳躍動作が中心で舞手は男性のみに限られた。ソグデイアナの石国(現中央アジア タシュケント)で生まれた舞踊といわれる。胡人の舞は南北朝頃に中国に伝わったが唐時代に入ると大流行し、玄宗皇帝との故事で有名な楊貴妃や安史の乱を興して唐王朝の滅亡を危機に追い込んだ安禄山などは胡施舞の名手として知られている。
褐釉の掛かる同形品が知られている。本来は紅・緑色で華麗な彩色が施されていたと知れる。西方産の銀器などが祖形になったのであろうが、良く時代の雰囲気を伝えている。踊り手と楽士はどちらも異民族の姿をしている。

参照 : 華南博物院蔵








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