呉の時代からの積極的な開発により、南方の経済と生産はたゆまず発展し続けた。荘園の生産規模と水準は大きく、大量の人々を抱えていた。塀を巡らし四隅に角楼が作られ、中央には3層の望楼が乗せられた。青磁釉が掛かる住居模型3方には人物俑が、望楼内には2匹の犬が置かれている。壁・瓦屋根には細かな線刻が施される。
素朴な造りにも豪族の豊かな生活を楽しんだ様、死後も同様な生活を送れるようにとの祈りもうかがえる。一般に大型住居模型が多く、これ程の小品は稀少。建築物のミニチュアが陶器で作られ、墳墓に副葬され始めたのは前漢時代頃からで、後漢時代になると大型の楼閣が黄河流域の華北地方で盛んに作られるようになった。中国建築史を辿る上で近年見直されている資料でもある。 |