大モン口文化。山東省出土。 器胎は卵のように薄く、漆黒を呈する。黒陶のこうした器は大モン口文化期に始まり山東龍山文化期に発達した。 白陶でも同様な器が作られ、いずれも精製された素地で、日常の生活器というより祭祀のため用いられたもの。胎の厚さは1〜2ミリ程で極めて薄く、器壁もほぼ均一のこのような洗練された造型感覚には驚く。海外では「エッグシェル・ポタリー」と呼ばれる。 高脚上の七宝文を連ねた素朴な透孔を5列配したデザインも4〜5千年前の作品とは思えない魅力的な造型。