CK-014 加彩壷
時代: 前漢時代  、 サイズ: 高さ 40cm× 径 31cm
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漢代の加彩陶器の画題は神仙図が多いが、本品は弓を射る馬上人物・神獣が前後に大きく薄朱・紫・黄色・で描かれ雲気が全体を取り巻いている、極めて大型の壷。これほどの加彩壷が残存するには墓室での状況が余程好条件でないと残らない貴重なもの。前漢時代の壁画墓の画題と共通していることが興味深い。
青銅器を模し鐘といわれる緑釉壷と同形状。華北の加彩陶器のモデルが青銅器、華南のそれは漆器であったと考えられており、馬王堆からは多くの加彩陶器が出土し世界の注目を集めた。
加彩陶器は葬儀の為、特に用いられた祭具と考えられる。







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