鴟きょうは殷代の青銅器にすでに見られ、その姿は特別の意味を持った。鴟きょうの祖型は梟で、暗闇の中を自在に飛び回るところから神格化された。首と胴体が別々になり胴体は容器となる尊型も有るが、本品は鴟きょうそのままの姿。 漢代の墓葬に欠くことのできない副葬品だった。本品は古い時期の墓葬に多い褐釉がたっぷりとかかり、また珍しい事に戦前からの伝世品で一味違う。単純化した造り乍ら、力強い古代彫刻の魅力を持つ。