GK-1268 玉象 / Old Chinese Jade

時代: 西周時代(BC1057~BC770) 、サイズ: 高さ 5cm×横幅 9.8cm×厚さ 0.5cm

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前足を折り曲げ蹲る象。
瑞雲・爪を細微稜線で刻む。臣字眼。良質白玉製。
身近で観察したことが知れる見事な造型で極めて魅力的。類品を見ず。とても3000年余前の作品とは思えない。

象は殷代の青銅器などにも表わされ、その後も龍・鳳凰・虎などの聖獣とともに今日まで長く表現されている。当時、南方のみならず黄河流域にも象が生育しており、文献の中に「殷人は象を服す」という記載があるが、「像を服す」とは象を飼い慣らして養殖していたことを言う。

殷王朝の統治者の間では象牙製品を所持することが一種の流行になっていたので象牙の需要は大きく、狩猟・養殖の象からとられた象牙も供給された。腐食により遺品は少ないが、簪をはじめとする装飾品・盃なども作られたことが知れる。
香港著名古玉収蔵家愛蔵品。

参照:GK-893

















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